大野公士が問う生と死の本質、安藤忠雄建築に展開する6階層の回遊式インスタレーション


生と死の境界を問い直す、大野公士の個展がICHION CONTEMPORARYで開催
現代アートギャラリー「ICHION CONTEMPORARY」(大阪・東梅田)にて、2026年4月7日(火)から5月2日(土)まで、彫刻家・大野公士の個展「Deus sive Natura -生と死の境界領域-」が開催される。プレビューイベントとして4月4日(土)14:00よりゲストトーク、15:30よりレセプションが予定されている。
スピノザの「神即ち自然」から発展した思想的探究
本展のタイトル「Deus sive Natura」はラテン語で「神即ち自然」を意味し、中世オランダの哲学者スピノザによって提唱された汎神論の原点となった思想である。大野は30年近くにわたり、死生観と存在についての考察を表現活動の主軸としてきた。その表現における一貫したコンセプトは、生と死の関係性や世界の存在についての探究であり、東洋的なインド哲学や仏教哲学から、ギリシャを発端とする西洋哲学、量子論をはじめとする物理学まで多岐にわたっている。
安藤忠雄建築を舞台とした6階層の回遊式インスタレーション
本展では、暴力的な「生」と「死」が混在する現代世界において、はたして「神即ち自然」として実存するのかという問いかけを基本概念としている。彼岸と此岸という死生観の境界線を表出させ、ICHION CONTEMPORARYの6階に分かれた安藤忠雄建築空間に、六層にわたり展開される回遊式インスタレーションを構成する。大野の表現は、木彫を極限まで中空に彫り抜いた立体作品や、廃材を使用した大型の野外彫刻、絹糸を一本づつ結んでUVライトで発光させるインスタレーションなど、様々な素材を使用した多彩な空間構成として結実する。
展覧会詳細情報
会場はICHION CONTEMPORARY(〒530-0055 大阪府大阪市北区野崎町9-7)。開館時間は11:00~18:00で、最終入場は17:30。休館日は日・月・祝日。入場料は無料となっている。プレビューイベントは事前予約制で、ゲストとしてトモ・スズキ・ジャパン代表の鈴木朋幸が出席し、大野公士との対談が行われる。対談のファシリテーターはICHION CONTEMPORARY代表の上一音が務める。本展は予約なしでも自由に来場できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000149227.html