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野間文芸新人賞受賞『神前酔狂宴』が文庫化、3月6日発売

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小説
報道発表
装画:鳥飼茜(漫画家)(プレスリリースより)

各界著名人が絶賛する傑作小説が文庫版で登場

株式会社河出書房新社は、古谷田奈月さんの第41回野間文芸新人賞受賞作『神前酔狂宴』(税込価格1,045円)を、河出文庫から2026年3月6日に発売する。2019年の刊行から話題を集めてきた本作が、待望の文庫化となる。

本作について、作家の高橋源一郎氏は「ひとことで言うなら『おもしろすぎる』」と評価。政治学者の中島岳志氏は「その歓喜と狂気を描いた傑作」とコメントしている。漫画家の鳥飼茜氏は「圧倒的喜劇。ひたすらに正確で痛烈で滑稽で、快哉を叫びたくなる」と絶賛している。

披露宴の舞台裏から見える虚飾と欲望

物語は、軍神を奉る神社の結婚式場で働き始めたフリーターの浜野が主人公。やがて新郎新婦を「幻の金を生み出す神」と見なし、仕事にのめりこんでいく。利益重視のスタッフと神社の霊性を重視する派閥との抗争が勃発する中、「自分ひとりで婚礼をしたい」と話す女性が現れる。

本作で描かれるのは、神前結婚式と披露宴の舞台裏に隠された世界である。祝祭のきらめきの奥でうごめく虚飾と欲望、理想と打算、国家と家族といった壮大な茶番が切り裂かれていく。読み進めるほどに可笑しさは熱を帯び、やがて私たち自身が無自覚に受け入れてきた「常識」や「制度」へと鋭く切り込んでいく。

文庫版は漫画家・鳥飼茜による装画

文庫版の装画は、漫画家の鳥飼茜さんによる書き下ろしイラストが使用されている。エンターテインメントと批評性を鮮やかに両立させた傑作として、多くの読者に注目されている。

書誌情報として、著者は古谷田奈月、解説は倉本さおり、仕様は文庫判並製256頁。発売日は2026年3月6日で、税込定価は1,045円(本体950円)。ISBN番号は978-4-309-42249-7となっている。電子書籍は4月以降に発売予定とのことである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001187.000012754.html