障がい者アートが靴に変わる|徳武産業と征峯会が30周年記念モデル発売


障がい者の創作活動が社会とつながる新しい価値
社会福祉法人征峯会と介護シューズ国内トップシェアの徳武産業株式会社による共同プロジェクトで、障がいのある利用者様が描いたアート作品をデザインに採用した『あゆみシューズ』30周年記念モデルが2026年3月5日に発売された。このプロジェクトは、約2年の歳月をかけて完成した「履く人も、描く人も笑顔になる靴」をコンセプトとしており、企業と福祉の垣根を超えた新しい取り組みとなっている。
一足ごとに異なる「世界に一足」のデザイン
本商品の大きな特徴は、征峯会の利用者様が描いた一枚の大きなアート作品から生地を切り出して制作されるため、一足ごとに柄が異なる「世界に一足」の設計である。手元に届くのは、同じ表情のものが存在しない自分だけのデザインだ。これまで主に高齢者向けとして親しまれてきた介護シューズだが、本モデルは新しい世代にも履いていただきたい一足として企画された。近年、商品の機能性だけでなく、その背景にあるストーリーや社会的意義を重視する消費者が増えており、障がいのある方の自由な表現から生まれたアートを身にまとうことは、単なる「支援」ではなく、価値あるアートとして社会とつながる新しい選択肢となる。
香川の自然をイメージした6色のカラーバリエーション
デザインのカラー展開には、徳武産業の本拠地である香川県の豊かな自然をイメージした6色が選ばれた。「讃岐富士の春」や「豊島の波紋」など、それぞれの色には美しい情景が映し出されている。障がいのある方の自由な筆致と、香川の穏やかな色彩が融合したこの靴は、履く方の毎日を明るく彩る。アートモデルのベースに選ばれたのは、手を使わずに履ける『瞬感スポッと』と、お部屋での定番『エスパド』である。どちらも、あゆみシューズの中で多くのお客様に信頼されてきたモデルだ。
障がい者の自信と笑顔を生み出す社会的意義
征峯会では、利用者様一人ひとりが持つ感性や表現が社会とつながることで、新しい価値が生まれると考えている。自分の描いた絵が靴になり、誰かの歩みを支える経験は、利用者様にとって大きな自信となり、笑顔を生み出す。2024年8月6日、徳武産業の德武聖子社長が征峯会の施設を訪れ、利用者様とともに一枚の大きな白布を囲んでワークショップを開催。笑い声とともに生まれる色鮮やかな線や形には、「企業と福祉」という垣根はなく、ただ純粋に表現を楽しむ時間が流れていた。このワークショップで生まれた一枚の絵が、今回のシューズの原画となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000108127.html