飛騨匠の技を未来へ。高山市役所に木製家具8点が贈呈


伝統技術を守り育てる岐阜県立木工芸術スクール
国内有数の家具産地である岐阜県高山市にある「岐阜県立木工芸術スクール」は、昭和21年に高山建具工補導所として開所し、約80年の歴史を持つ教育機関である。飛騨匠の伝統と技を後世に伝えるため、経験豊富な専任スタッフのほか、「現代の名工」認定者や職人歴40年以上の曲げ木職人、個人工房作家などが講師を務めており、家具業界で活躍する人材を育成している。
入学した生徒たちは1年間懸命に家具製造の技術を学び、飛騨の職人たちが古代から現在に至るまで受け継いできた「木を生かす」技術と感性を身につけていくのだ。
ものづくりのまち・飛騨高山を市民に再認識させる取り組み
家具の六大産地の一つである飛騨高山。その素晴らしさを市民の皆さんに再認識していただくことを目的に、岐阜県立木工芸術スクールの生徒たちは高山市役所へベンチ5台と椅子3脚を寄贈した。3月11日に行われた贈呈式では、生徒のみなさんからそれぞれの作品について、田中市長に丁寧に説明がされた。
生徒たちが思い描いた想いは熱い。「市役所を明るくしたい」「高齢の方が楽に立ち上がれるように」「見るだけでも楽しんでもらえるように」。市役所を訪れる方々を想い、利用する場所をイメージして製作されたこれら8つの作品は、市役所1階ロビーの雰囲気を華やかに変えている。
飛騨高山各地で活躍する生徒の作品
令和2年度にコロナ禍のため卒業作品展ができなくなったことをきっかけに、岐阜県木工芸術スクールから高山市への連携事業が始まった。その後、生徒の皆さんが製作した家具や辻灯籠は、若者等活動事務所「村半」や「飛騨高山まちの博物館」、飛騨高山にぎわい交流館「大政」、市役所こども未来部窓口など、飛騨高山の様々な施設で活用されている。未来の飛騨匠たちの作品は、ものづくりのまちの輝きを引き出し続けているのだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000341.000124925.html