実家に捨てられないもの1位は写真・アルバム、20年以上放置が44%


実家に眠る捨てられないものの実態――300人アンケート調査
実家にあるもので捨てられないものについて、株式会社AZWAYが300人を対象に実施したアンケート調査の結果が明らかになりました。調査期間は2026年1月6日から2026年1月12日で、10代から70代以上の幅広い年代が対象となっています。
実家に捨てられないと感じるものがある人は全体の94.0%(282人)に達し、多くの人が何らかの思い出の品を実家に保管していることがわかりました。
写真・アルバムが圧倒的1位、卒業アルバムが続く
捨てられないもの1位は写真・紙のアルバムで65.3%(196人)、2位は卒業アルバムで62.0%(186人)を占めています。3位以降は手紙・年賀状・寄せ書きが29.0%(87人)、ぬいぐるみ・人形が28.7%(86人)、漫画・本・雑誌が28.0%(84人)となり、上位は思い出に関連したものが中心です。
6位以降も子どもの頃の作品、賞状・トロフィー・メダル、思い出の衣類、祖父母・親族の遺品、旅行の土産・グッズなど、感情的な価値を持つものが並びます。1人あたり平均4.8項目を選択している点から、捨てられないものが複数のカテゴリーにわたって堆積していることが明らかになりました。
思い出と後悔の不安が捨てられない理由
捨てられない理由として最も多いのは「思い出が強く、見ると当時がよみがえるから」で66.7%(200人)を占めています。アルバムを開けば学生時代の友人の顔が浮かび、手紙を読めば書いた人の声が聞こえるといった、時間を遡る力が処分を躊躇させています。
2位は「捨てたら後悔しそうだから」で49.0%(147人)に達し、損失回避の心理が働いていることが見て取れます。3位の「いつか見返す/使うと思っているから」は38.7%(116人)ですが、その「いつか」が来ることは稀です。実家という別の場所に置けることで、問題の先送りが可能になっているのが実情です。
10年以上の長期化、20年以上が最多層
実家に置かれている期間の長期化が顕著です。10年以上が73.3%(220人)を占め、そのうち20年以上が44.3%(133人)に達しています。これは子ども時代や学生時代のものが、成人後も実家に保管され続けている現実を示唆しています。
逆に5年未満は合計でわずか5.3%にとどまり、時間経過とともに手をつけにくくなる傾向が明らかです。最近のものは持ち帰るか処分するかの判断がつきやすいのに対し、10年、20年と経過したものほど動きづらくなるということです。
実家の収納を圧迫、解決のカギはデジタル化
捨てられないものが実家にあることで起きていることは、実家の収納が圧迫されているが36.7%(110人)で最多です。片付けが進まないが26.7%(80人)で続き、物理的な課題が顕在化しています。将来の相続や売却を不安視する声も12.3%(37人)に上ります。
手放すための条件として挙げられたのが、「一部だけ残して厳選できれば」32.7%(98人)、「スキャン等でデジタル化できれば」30.0%(90人)です。すべて捨てるのではなく、本当に大切なものだけを残す、あるいは物理的な形は手放してもデータとして保存する――こうした中間的な選択肢が実行のハードルを下げています。
記録と関係性が本質、残し方の見直しが必要
自由記述300人分の分析では、写真・アルバムについて46.3%(139人)が触れており、このテーマの中心性が裏付けられました。手紙・メッセージに触れた回答は25.3%(76人)、親や故人の遺品は18.3%(55人)となっています。
調査全体から見えるのは、捨てられないものの本質が「記録」と「関係性」であることです。実用性ではなく、感情的価値や人とのつながりが、手放せない理由になっています。今後親の高齢化や相続を考える時期になると、長年放置してきた荷物が大きな課題として浮上することになるでしょう。
解決の鍵は、すべて捨てるか残すかという二者択一ではなく、一部を厳選する、デジタル化するなどの方法で、思い出を守りながら収納の負担を軽減することにあります。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000111955.html