リナ・バネルジー展が3月19日開幕、植民地主義に向き合うアート作品19点


エスパス ルイ・ヴィトン東京でバネルジーの個展がスタート
エスパス ルイ・ヴィトン東京では、2026年3月19日(木)よりアーティスト・リナ・バネルジーの個展「"YOU MADE ME LEAVE HOME...」展を開催する。エスパス ルイ・ヴィトンの設立20周年、およびフォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラム10周年という2つの節目を記念した開催となる。
バネルジーのアート表現と創作テーマ
南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーはファウンド・オブジェクトを、神秘的な女性像や複雑で幻想的なインスタレーションへと変容させる。30年近くにおよぶ創作活動を通じて、植民地主義、移住、アイデンティティ、気候変動、労働といった重要なテーマを探求してきた。作品には、綿糸やココナッツパウダーなど日常的な家庭用品の素材や、テキスタイル、ダチョウの卵といった、グローバル・サウスの素材を取り入れている。ポストコロニアル・フェミニズムのアプローチを採用し、多様なサイズ、形、色彩を持つ女性像を制作することで、男性の視線から女性像を解放することに注力している。
展覧会の見どころと主要作品
本展ではインスタレーションから彫刻、絵画にいたるまで、バネルジーが厳選した19点の作品を展示する。展示の核となるのは、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが公開するのは初めてとなるコレクション作品の記念碑的インスタレーション《In an unnatural storm a world fertile, fragile and desirous, pollinated with excess pollination…》(2008年)。フランスの作家ジュール・ヴェルヌの小説『八十日間世界一周』から着想を得た本作は、世界を巡る冒険の旅がもたらす驚異と危うさを表現している。2026年の新作絵画シリーズも含まれ、南アジアの素材やモチーフを融合させた女性像が展開される。
アーティスト、リナ・バネルジーについて
1963年にインドのコルカタに生まれたバネルジーは、現在ニューヨークを拠点に活動している。インドの多様な文化にルーツを持ち、イギリスでの生活を経て、7歳時に家族と共にニューヨークに移り住んだ。ケース・ウェスタン・リザーブ大学で高分子工学を専攻後、イェール大学で絵画・版画の修士号を取得した。1997年の「Out of India: Contemporary Art of the South Asian Diaspora」展出展や2000年のホイットニー・ビエンナーレへの選出を機に、その名が知られるようになった。スミソニアン・アメリカ美術館やポンピドゥー・センター、メトロポリタン美術館など主要な美術館での展覧会に多く選出されてきた。
展覧会の基本情報
会期は2026年3月19日(木)から9月13日(日)まで。開館時間は12:00-20:00で、入場は無料である。会場はエスパス ルイ・ヴィトン東京(東京都渋谷区神宮前5-7-5、ルイ・ヴィトン表参道ビル7F)。お問合せは電話(0120 00 1854)またはメール(contact_jp@louisvuitton.com)にて受け付けている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002331.000060591.html