公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

ADFデザインアワード2026の受賞者決定、建築家3名の作品が受賞

タグ
企画・ビジネスプラン
報道発表
プレスリリースより

ADFデザインアワード2026の受賞作品が発表

NPO青山デザインフォーラム(ADF)が主催する「ADFデザインアワード2026」の審査結果が発表され、最優秀賞と優秀賞が決定した。賞金総額20,000米ドルの大型デザインアワードで、世界的著名人を審査員に迎えた国際的なコンペティションである。

最優秀賞受賞は小池啓介の「都城こみぞ眼科」

最優秀賞は、小池啓介(Thirdparty/K2YT)が受賞した。カテゴリーは文化的建造物で、受賞作品は「都城こみぞ眼科」。1974年神奈川県逗子市生まれの小池啓介は、早稲田大学大学院修了後、建築家・古谷誠章が主宰するNASCAで実務経験を積み、2008年に設計事務所K2YTを設立。その後2012年に設計事務所Thirdpartyを共同設立した。現在は早稲田大学や武蔵野大学で非常勤講師を務めている。

「都城こみぞ眼科」は、待ち時間を単なる受動的な時間ではなく、意味のある体験として再解釈することを目指した設計。天井高さの異なる屋根を分節することで、公園のように開かれた空間と落ち着いた親密な空間が共存。屋根の間に挿入された庭は柔らかな自然光を内部に導き、内外の境界を緩やかに曖昧にしている。廊下も滞在の場として機能し、患者がそれぞれの居場所を選びながら穏やかな時間を過ごせる医療空間を実現した。

優秀賞2作品の受賞者

優秀賞は、Jeravej Hongsakul(IDIN Architects)とJannis Renner(ATELIER BRÜCKNER)が受賞した。Jeravej Hongsakulのカテゴリーはホスピタリティで、受賞作品は「Harudot」。2004年に設立したIDIN Architectsは、自然環境、都市の文脈、利用者の個性を統合された建築表現として結びつけることを設計哲学としている。同事務所は国内外の多くのデザイン賞を受賞している。

「Harudot」は、成長と新しい始まりというコンセプトを表現したカフェ。切妻屋根をわずかに引き離すことで構成され、その隙間から樹木が建築中へと成長する余地を生み出している。外装は黒く焼いた木材で落ち着いた簡潔な表情をつくり、内部では流れるような曲線と温かみのある木の色調が広がっている。

Jannis Rennerが担当する作品は「2025年大阪・関西万博 ウズベキスタン館」。シュトゥットガルトを拠点とするATELIER BRÜCKNERのシニア・プロジェクトマネージャーで、複雑な展示空間および建築プロジェクトの構想から施工管理まで携わってきた。2017年からはコンスタンツ応用科学大学の講師を務め、異文化的文脈における建築をテーマに教育活動を行っている。

ウズベキスタン館の特徴

ウズベキスタン館「Garden of Knowledge: A Laboratory for a Future Society(知の庭園:未来社会のためのラボラトリー)」は、建築、展示、没入型のストーリーテリングを通して同国の変革を紹介するパビリオン。建築は歴史的なキャラヴァンサライに着想を得ており、交流と学びの場としての空間を現代的に再解釈している。屋上にはヒヴァのジュマ・モスクの列柱ホールを想起させる彫刻的な木造構造によるルーフトップガーデンが設けられている。内部ではサステナビリティ、イノベーション、教育といったテーマを展示し、360度のマルチメディア体験を伴う上昇式プラットフォームが来場者の見どころ。会期後にはヌクスへ移設され、子ども図書館の一部として再建される予定である。

受賞者への特典

受賞者には2026年4月21日から始まるミラノサローネ期間中、ミラノでのアワード授賞式出席やミラノ建築家協会主催のミラノ工科大学卒業作品アワードと、インテリアデザイン会社GARDEとの共同での作品展示の機会が設けられている。また最優秀賞受賞者には、ADFが運営するヴァーチャルミュージアム「COCO WARP」やアートギャラリーでの展示機会に加え、ADFビジネスマッチング事業部での1年間のPR業務サポートが提供される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000039033.html