熊本・南小国町に小さな本屋がオープン、地域の交流拠点へ


無書店自治体が全国の27.7%、地域に本屋がもたらす価値
近年、国内では書店の減少が深刻な課題となっており、2024年3月時点での調査では、地域に書店が1つもない「無書店自治体」が全国の27.7%に及ぶことが明らかになっている。インターネットで簡単に本が買える時代だからこそ、偶然手に取った本から得られるインスピレーションや、本棚を前に地域の人々が会話を交わす「リアルな場」の価値が再認識されているのだ。こうした状況のなか、書店以外の事業者が従来のサービスに「本」を組み込むことで、利用者の体験価値を高める試みが全国的に広がっている。
南小国町の物産館に本屋コーナーが誕生
株式会社SMO南小国が運営する南小国町総合物産館「きよらカァサ」内に、新たに「本」を通じた交流拠点となる小さな書店コーナーが2026年3月28日(土)よりオープンする。大日本印刷株式会社が展開する「DNP書店開業支援サービス」を活用し、地域の方々や観光客が日常的に訪れる物産館に本屋を併設することで、人々が自然と集い、思いがけない本との出合いを楽しむことができる空間を目指している。
食と地域の魅力に触れる本を展開
展開する書籍は、食と農の豊かさを知る本として料理や農業に関する書籍、旅と地域を味わう本として南小国町をはじめローカルの魅力を再発見できるガイドやエッセイ、そして子どもたちの好奇心を育む本として親子で一緒に楽しめる絵本や図鑑を予定している。規模は小さくからのスタートとなるが、食の豊かさとともに、本を通じた「ワクワクする学び」や発見を提供。ゆくゆくは、本を片手に地域の方々や旅行者が語り合い、新たなコミュニティが生まれるような温かい空間を実現していきたいという。
親子で楽しむ読書体験イベントを開催
3月28日、29日には小さな書店コーナーオープンに合わせて、親子で楽しめる読書体験イベント「本の林を育てよう」を開催する。イベント会場は南小国町総合物産館きよらカァサ内で、開催時間は10時00分から15時00分まで。「紹介してくださいカード」づくり、1枚の紙から本を作る製本体験、本のクイズに挑戦するガチャ企画、オリジナルしおり制作の4ブースを展開し、楽しみながら本に親しみ、地域の本棚をみんなで育てる参加型イベントとなっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000128167.html