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国立西洋美術館2026年度展覧会、チュルリョーニスから北斎、ターナーまで豪華ラインナップ

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報道発表
プレスリリースより

2026年は西洋美術の傑作との出会いの年

国立西洋美術館(東京都台東区上野公園)は、2026年度の展覧会スケジュールを発表した。1959年の開館以来、西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館として活動してきた同館が、2026年は一層充実したラインナップを用意している。リトアニアの巨匠チュルリョーニスの34年ぶりの大回顧展に始まり、井内コレクションから寄託された葛飾北斎の『冨嶽三十六景』全46図の初披露など、国内外の傑作が集結する注目の年となる。

リトアニアの天才芸術家チュルリョーニス約80点を初公開

3月28日から6月14日にかけて企画展示室B2Fで開催される「チュルリョーニス展 内なる星図」では、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911)の絵画作品を中心に約80点を紹介する。作曲家としてキャリアを始めた同氏は1903年から1909年のわずか6年間で300点以上の作品を手がけた。音楽形式を造形的に取り入れた「ソナタ」や「フーガ」といった絵画連作は、優れた作曲家でもあった画家ならではの個性を示す傑作であり、象徴主義と抽象を架橋する存在として国際的な美術史において正当に位置づけられている。

北斎『冨嶽三十六景』全46図を同期間に公開

同じく3月28日から6月14日まで企画展示室B3Fで展開される「北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより」では、葛飾北斎(1760-1849)の代表作『冨嶽三十六景』全46図が初披露される。北斎の影響はモネやドガら印象派の画家をはじめ、欧米各地に広がり、リトアニアの代表的画家チュルリョーニスの作品にも見られることから、両展は相互に補完する内容となっている。特に人気の高い「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」については異なる摺りが複数展示され、稀少な色変わり版「青富士」も登場する。

レンブラント、ターナーら大巨匠の大規模展覧会も

7月7日から9月23日には「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」を開催。レンブラント・ハウス美術館の所蔵品と同館コレクションを中心に、エッチング制作における多様な挑戦と同時代および後世への影響を検証する。10月24日から2027年2月21日まで開催される「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」では、世界最大のターナー・コレクションから油彩画や水彩画など80点以上を紹介。ターナーの作品と現代美術を併置させ、この巨匠の問題意識が後世のアーティストたちと響きあうことを浮き彫りにする。

モネ没後100年記念として国内最大級のコレクション公開

2026年はクロード・モネ(1840-1926)の没後100年にあたる。7月22日から9月23日まで、常設展示室で「モネ没後100年記念(仮題)」として当館が誇るモネ・コレクションを一挙公開する。松方幸次郎がモネから直接手に入れた《睡蓮》をはじめ、保存上の観点から展示機会が限られる素描や、2025年に新たに寄託された絵画も含め、20点近くの作品が並ぶ。

小企画展から世界遺産登録10周年イベントまで充実のラインナップ

版画素描展示室では「アーティスト・バイ・アーティスト――西洋版画に見る芸術家のイメージ」(3月28日~6月21日)、「神話、寓意、祝祭――ルネサンスからバロックにおけるイタリア宮廷と版画」(6月30日~10月12日)など複数の小企画展が予定されている。また新館2階の特集展示では「近代における女性の芸術家たち」(3月28日~5月31日)を開催。2026年7月で世界遺産登録10周年を迎えることを受け、特設サイトの公開や関連イベント、新グッズ販売なども予定されている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000118543.html