東京藝術大学の社会人向け授業「有楽町藝大キャンパス2026」計7講座を開講


アートと社会を結ぶ人材育成を目指す社会人向け講座
東京藝術大学、東京都、有楽町アートアーバニズム(YAU)の三者が連携して開講する「有楽町藝大キャンパス2026」が、2026年5月より計7つの授業をスタートさせる。ビジネスのまち・有楽町を舞台に、アートと社会を結ぶ人材育成を実現する社会人向けプログラムである。
講義型と実践型の2つの学習スタイル
本プログラムは、東京藝術大学の教員による最先端の知的な学びが得られる「講義型」と、具体的なテーマの下で社会を批評的に見る目を養う「実践型」の2つのスタイルで構成されている。いずれも現役の藝大生と社会人が共に学ぶ環境が整えられており、新しい世界に触れたい人、キャリアや生き方に迷いがある人、社会に窮屈さを感じている人など、多様なバックグラウンドを持つ受講生に開かれている。
豪華な講師陣による質の高い授業
講師陣には、社会学者で東京藝術大学大学院教授の毛利嘉孝、美術家で装いとコミュニケーションの研究を行う西尾美也、坂本龍一の大規模個展など国内外の展覧会企画に関わるキュレーター・難波祐子らが名を連ねる。ゲスト講師には、ヴェネチア・ビエンナーレに参加した日本館が特別表彰を受けた国際的アーティスト・田中功起、文化人類学者で吟遊詩人の今福龍太、現代美術家・音楽家のマユンキキなど、国内外で活躍する一流の表現者たちが登壇する。
2026年度の全7講座ラインナップ
講義型の授業は5つある。「アート・リサーチ演習(講義編)」では、第一線で活躍するアーティストをゲストに迎え、リサーチを単なる情報収集ではなく、より想像的・創造的に考えるヒントを探る。「メディア特論:アート+」は、映画、音楽、メディアアート、デザイン、演劇など異なる専門領域を横断する発想を学べるオムニバス形式である。「クリエイティヴ・アーカイヴ研究会」では、芸術文化のアーカイヴにおける著作権や倫理的課題を議論し、その意義を考える。「拡張するファッション論」は、膨張し続けるファッション産業への異議を唱え、人と服との関係性を捉え直すプログラムとなっている。
実践的なスキルを身につける実践型授業
実践型授業は2つ。「展覧会設計演習」では、展覧会見学や街歩きを交えながら企画制作に関する知識を学び、企画・制作・運営までのプロセスを実践的に習得する。「アート・リサーチ演習(実習編)」は、調査と表現の事例をもとに、芸術と政治の関係を鑑賞するための態度を養成する。さらに7番目の「社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅱ(実践編)」は、音楽・身体表現・美術を横断したアートプロジェクトを学ぶもので、受講者募集は2026年7月頃の予定である。
3月から5月にかけて受講者募集を実施
春期応募期間は5月7日(木)23:59までで、「展覧会設計演習」のみ4月19日(日)が締め切りとなる。会場はYAU STUDIO(東京都中央区銀座一丁目3番先)、東京藝術大学上野・千住キャンパスほか。ウェブサイトは「https://yurakucho-geidai-campus.jp/」で、お問合せは「info@yurakucho-geidai-campus.jp」まで。講義型の授業は対面または30,000円から40,000円、実践型は50,000円から135,000円の受講料で、それぞれオンライン受講やアーカイヴ視聴の選択肢も用意されている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000177136.html