直木賞作家・窪美澄『君の不在の夜を歩く』3月25日発売


1人の自死が揺り動かす4人の人生を描く長篇小説
株式会社新潮社は、窪美澄さんの長篇小説『君の不在の夜を歩く』を3月25日(水)に発売する。同作は高校時代の同級生5人のうち、1人の自死によって残された元同級生4人の人生がどう変わっていくかを描いた作品だ。宗教2世、主婦、会社員、小説家といった異なる人生を歩む4人それぞれが、亡くなった人の存在に深く揺り動かされていく様子が綴られている。
亡くなった後も生き続ける影響力を描く
窪美澄さんは本作について、「亡くなった途端、その人の存在感が増すことってありますよね。亡くなった後でも生きている人に色濃く影響を及ぼすってどういうことなんだろう、と思ったのが始まりだった」とインタビューで語っている。今回の作品は、1人の死によって残された人々が生を振り返る物語として構想されたという。また同氏は「私は自分から命を絶つことが特別なことだと思っているわけではない。それが罪深いことだとか、自殺した者は地獄に落ちるといったことではない、というのはいちばん書きたかったことだ」と続けている。
作家・藤岡陽子から高い評価を獲得
作家の藤岡陽子さんは本作を「日々を懸命に生きる人々の孤独を浮かび上がらせ、そして癒す、いま必要な物語である」と評している。これは「波」4月号に掲載された「四十代という人生の難所」という記事内での評価だ。
直木賞受賞作家による最新作
窪美澄さんは1965年東京生まれで、2022年に『夜に星を放つ』で直木賞を受賞している。2009年の「ミクマリ」での女による女のためのR-18文学賞大賞受賞に始まり、『ふがいない僕は空を見た』は本の雑誌による2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれた。同年には同書で山本周五郎賞も受賞している。その他の著作には『よるのふくらみ』『晴天の迷いクジラ』『トリニティ』など多数ある。
書籍情報
『君の不在の夜を歩く』は四六判変型で、定価は1,980円(税込)。ISBN番号は978-4-10-325927-5となっている。発売元は株式会社新潮社である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002761.000047877.html