音声ガイド「山の辺の道」で祈りの道をたどる古道の旅


奈良県天理市の日本最古の古道で音声ガイドがリリース
株式会社ON THE TRIPと奈良県天理市の共同により、日本最古の道の一つである奈良県・山の辺の道を舞台にした音声ガイド「山の辺の道」がリリースされた。石上神宮から内山永久寺跡までの古道を、音声に導かれながら歩いていく体験が実現する。神社や寺跡など10スポットをめぐりながら、歴史や文化、土地に残る人々の記憶にふれることができる。はるかな記憶に耳をすませながら、今へと続く祈りの風景をたどる旅へのご案内となっている。
古来より続く祈りの道の記憶に耳をすまする
山の辺の道は、奈良盆地の東のふちを縫うように続く日本最古の古道ともいわれている。「古事記」や「日本書紀」にも登場するこの道は、古くから神仏への祈りの道であり、人々はこの道を歩きながら願いを託してきた。道ばたの小さな祠、畦道にぽつんと立つ塚、古墳、石碑。そのひとつひとつが、ただの風景ではなく、遥か昔から祈りが積み重ねられてきた記憶の風景である。本ガイドでは、それぞれの場所に宿る記憶や土地の物語を音声でお届けする形となっている。
石上神宮の物語を音声で紡ぐガイドの特徴
ガイドの起点となる石上神宮は、日本最古の神社のひとつといわれ、祈りの風景が今も静かに息づいている。かつてこの地は「布留社(ふるしゃ)」とも呼ばれていた。布留とは、布に留まると書き、その由来にはある物語が伝わっている。正直なお婆さんが川で洗濯をしていると、上流から一本の剣が流れてきた。剣は岩や木を次々と斬り裂きながら流れてくるも、お婆さんのところで白い布に包まれぴたりと動きを止めたという。お婆さんはこれを神様の授けた剣と考え、神社に奉納し、それ以来この地は「布留社」と呼ばれるようになったとされている。ON THE TRIPの音声ガイドでは、このようにただ歩くだけでは見えてこなかった土地の記憶にふれるサブルートへ案内することで、訪問者の心を深く動かす体験を提供している。
多言語対応で訪日観光客にも対応
ガイドを手がけた株式会社ON THE TRIPは、国内の寺社や美術館、芸術祭などの公式音声ガイドを制作している企業である。地図にマッピングされたスポットを音声ガイドを聴きながらめぐることのできる、音声ガイドアプリを制作しており、日本語のほか、訪日観光客向けに英語、中国語にも対応している。このような取り組みにより、日本の文化財の魅力を多くの訪問者に伝える役割を果たしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000036557.html