ヘラルボニー、パリ「Matter&Shape」初出展。日本の伝統工芸でアート表現


ヘラルボニーがパリのデザインサロンに初出展
株式会社ヘラルボニーは、パリで開催される国際的展示会「Matter&Shape」に初めて出展した。Matter&Shapeはパリ・ファッションウィーク中に開催され、世界中から百貨店やセレクトショップ、国際的ファッション企業に加え、建築家やデザイナー、美術館、ギャラリーなど業界の第一線で活躍するクリエイターたちが集結する展示会である。
日本の伝統技術とアートの融合
今回、ヘラルボニーが世界で活躍するクリエイターに向けて提案したのは、日本が誇る長い歴史を持つ多彩な技術によって、原画の魅力をさまざまなかたちで表現することだった。アートを表現するうえで、その答えとして鈴木盛久工房の南部鉄器、加地織物の西陣織、大桐の横振刺繍という、高度なクラフトマンシップとのコラボレーションを実現。立体感や密度、色数、筆致の走る方向まで、絵がもつ佇まいや迫力を細部に至るまで再解釈し、再構成することに徹底してこだわった。
南部鉄器による新しい表現
創業400年の歴史を誇る南部鉄器工房である鈴木盛久工房とのコラボレーションでは、2025年10月に実施したプロジェクトをパリエディションとして新しいアートを追加して展示。高度な鋳造技術と美しい造形で国内外から高い評価を受ける鈴木盛久工房の伝統と、盛岡から世界へ文化創造を目指すヘラルボニーのビジョンの融合により、クラフトマンシップとアートが出会う新たな表現を実現した。展示作品には藤田望人の《小さき林檎》、伊賀敢男留の《緑の風景》などが含まれている。
西陣織と横振刺繍による再構築
創業150年の加地織物とのコラボレーションにより、作品の魅力と質感を西陣織の技術で再構築した。加地織物が長年培ってきた高度な西陣織の技術によって、極めて細い糸を用い、繊細な織り組織を幾重にも重ねることで、同一色の中にも豊かな表情と奥行きを生み出している。一方、群馬県桐生地域の老舗・株式会社大桐との横振刺繍のコラボレーションでは、原画の魅力である自由な筆運びや多彩な色使いを刺繍で再構築。約100色もの糸をふんだんに使用し、幾重にも重ねて縫うことで、原画の魅力である絵の具の厚みや陰影までも表現することを目指した。
Matter&Shapeについて
Matter&Shapeは2026年に第3回を迎え、パリ・ファッションウィーク期間中に開催される。ヨーロッパを代表するBtoBファッション展示会WSNのプロデューサーであるMatthieu Pinetの主導のもと、Dan Thawleyのクリエイティブディレクションにより、2026年3月6日(金)から3月9日(月)まで、パリ中心部のチュイルリー庭園で開催される。第3回のテーマは「スケール」であり、オブジェ、身体、空間、時間のあいだにある比例や関係性を探る、遊び心を備えながらも現代的な意義を持つフレームワークとなっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000540.000039365.html