ショートショート5作品が公開、未来のSF創作が社会を想像させる


2050年を舞台にした新作ショートショート5作品、『Neu World』で公式公開
内閣府ムーンショット型研究開発事業 目標1の金井プロジェクト「Internet of Brains(IoB)」が進めるサイエンスコミュニケーションプロジェクト『Neu World』は、2026年3月29日、ショートショート作家・田丸雅智氏による新作ショートショート5作品を公開した。本作品はIoBの5つの研究グループにそれぞれ紐づいており、最先端の研究開発と創作の融合を表現している。
5つの物語で広がる、脳科学とテクノロジーが生み出す日常風景
公開された作品は、いずれも2050年の日常生活を舞台にしたSF作品。「深海のボランティア」は脳波とAIで機体を操り、深海のごみ拾いをするボランティアに参加する高校生の物語である。「無言の会話」では、帽子型BMI「キャップ」で念じるだけに言葉が届く時代のコミュニケーションの変化を描く。「記憶の桜」は、人の記憶をインストールして追体験できる未来で、憧れの画家の記憶を借りる画家志望の物語だ。
「猫のつながり」では、極小BMIを猫に入れることで飼い主と猫が感覚や感情を共有する毎日が描かれ、「ロボたちの収穫」は脳波で四台の収穫ロボを操りながら農業バイトをする青年の日常が綴られている。いずれもIoBの各研究グループの専門性を活かした設定となっており、ショートショートの読みやすさを活かしながらも、テクノロジーが社会に溶け込んだ未来の人間関係や感情の変化を丁寧に表現している。
『Neu World』が実現する、研究と社会をつなぐ対話
『Neu World』は、最先端の研究・開発を社会とどう繋げていくかを、今を生きる人々との対話を通じて考えるプロジェクトである。SF作品制作を通じて、プロジェクトのビジョンを一方的に伝えるのではなく、社会の皆様と未来をともにつくっていく対話のきっかけになることを目指している。
科学やテクノロジーが日常生活に溶け込むのは、スマートフォンやインターネット、自動車のように、特別な体験を超えた先にあると考えられている。各作品に登場する5つのちがった生活とそこに生まれる感情を通じて、IoBの研究が未来社会に溶け込んだときの姿が描き出される。作品はお子さんから大人まで楽しめるよう制作されており、「自分ならこう使いたいか」「あの人にこんな感じで使ってあげたい」など、身近な人との対話を促すものとなっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000118100.html