『禍』が国内ホラー第1位!小田雅久仁の怪奇短編集が3月30日発売


『このホラーがすごい!』国内編で第1位獲得
小田雅久仁さんの短編集『禍』が、2024年『このホラーがすごい!』国内編で第1位を獲得した。2009年『増大派に告ぐ』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューした著者による四冊目の単著であり、寡作ながらすべてが傑作として高い評価を得ている。
身体のパーツをモチーフにした七編の怪奇小説
『禍』は、1編ごとに身体のパーツをモチーフにした怪奇小説集である。「食書」では口、「耳もぐり」では耳、「喪色記」では目、「柔らかなところへ帰る」では肉、「農場」では鼻、「髪禍」では髪の毛、「裸婦と裸夫」では肌を題材に、人体の部位から驚くような奇想が生み出され、読者をまだ見ぬ世界へといざなう。怖く恐ろしいのはもちろんのこと、人生を踏み外し行き場がなくなった人物が新しい世界へと旅立っていく様は、身震いするような恐怖であると同時に恍惚でもある。恐るべき奥行きを備えた作品である。
著者・小田雅久仁のキャリア
著者は1974年宮城県生まれで、関西大学法学部政治学科卒業。2009年『増大派に告ぐ』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビューした。2013年には『本にだって雄と雌があります』で第3回Twitter文学賞国内編第一位に輝き、2021年の『残月記』では第43回吉川英治文学新人賞と第43回日本SF大賞をW受賞している。文庫版の巻末には評論家・大森望さんによる解説が収録されており、著者の才能と寡作ぶりについて触れられている。
3月30日に新潮文庫より発売
『禍』は2026年3月30日に新潮文庫より発売される。文庫版と電子版の造本で、定価は880円(税込)である。怪奇小説の未踏領域へ、本書が読者をいざなう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002775.000047877.html