遺体が逃げ出した?イアン・ロジャーズ『魔都シカモア』3月30日新潮文庫刊行


異能探偵が挑む、魔界の連続殺人事件
トロント近郊の町シカモアに、吸血鬼や人狼が跋扈する魔界〈ブラックランド〉への入り口が出現した。折しも町では連続惨殺事件が発生中で、血塗れの現場から一人の遺体が消えたのではなく、まさか逃げ出したようだった。この奇妙な事態に「夫の遺体を探してほしい」という依頼を受けた私立探偵フィリックスは、勝気な女性司書を相棒に、まさかのブラックランドへ足を踏み入れることになる。武器といえば、逃げ足とへらず口。やる気のあるんだかないんだかわからない主人公が挑まされる事件の真相とは。
複雑に入り組んだミステリー、一気読み必至
本作『魔都シカモア』はダーク・ファンタジーよろしくの特殊設定に連続殺人事件を組み合わせた、ワイズクラックばりばりの私立探偵もの。フーダニットとしても完成された構成と、ページターナーとしての面白さを兼ね備えた超異色ミステリーである。様々な要素を丸呑みにしながらも、緻密に組み立てられた謎解きの快感が得られる作品だ。複雑に入り組んだ展開から予想外の結末へと導く、まさに一気読み必至の一冊に仕上がっている。
イアン・ロジャーズの最注目作が日本上陸
著者イアン・ロジャーズは1976年生まれ、カナダ・オンタリオ州在住。ダーク・ファンタジー、ホラー、ミステリー作家として活動している。2012年に短篇集『Every House Is Haunted』でデビュー。2024年には『Family』で長篇デビューを果たし、同年『魔都シカモア』を発表した。翻訳は幻想文学研究家・翻訳家の風間賢二が担当。キング『ダークタワー』シリーズなど多くの作品を手がけた実績ある翻訳者である。
書籍情報
本作『魔都シカモア』(イアン・ロジャーズ著/風間賢二訳)は、2026年3月30日(土)に新潮文庫より刊行される。定価は1,210円(税込)。ISBN番号は978-4-10-241181-0である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002770.000047877.html