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高瀬乃一『天馬の子』が第11回渡辺淳一文学賞受賞、2025年9月刊行

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ノンフィクション
報道発表
プレスリリースより

青森を舞台にした『天馬の子』が渡辺淳一文学賞を受賞

2026年4月1日(水)、「第11回渡辺淳一文学賞」(主催:株式会社集英社、公益財団法人一ツ橋綜合財団)の受賞作品が公式サイトにて発表され、株式会社KADOKAWA刊行の高瀬乃一著『天馬の子』(2025年9月刊)が選ばれた。渡辺淳一文学賞は、昭和・平成を代表する作家であり豊富で多彩な作品世界を生み出した渡辺淳一氏の功績をたたえ、純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもった小説作品に授与される。

生まれにとらわれず立ち上がる少女の姿を描く

本作は青森を舞台にした物語で、小さな農村に生まれ最愛の兄を失った少女・リュウが、誕生の瞬間に立ち会ったひ弱な仔馬とともに凍てつく冬の大地を生き抜いていく。南部藩の村に生まれたリュウのもとに、ある日片腕のない馬喰が現れ「生築の仔は天下の御馬になる」と囁く。生まれにとらわれず、違う何かになることができるのか。終わりの見えぬ飢饉、友や馬との別れなど度重なる苦難のなかで、リュウは自らが大人になる道を探すため外の世界へと駆けだしていく。人生の「決まりごと」に抗い、何度でも立ち上がる少女の姿に感動の声が続々と寄せられている。

著者・高瀬乃一より喜びのコメント到着

受賞の報を受けて、高瀬乃一氏より喜びのコメントが届いた。「『天馬の子』は、南部・八戸の歴史資料の一冊一冊、関係者の皆様ひとりひとり、どれかひとつでも欠けたら完成しない作品でした。長い歴史の中のほんの一瞬を切り取った物語ですが、少女の苦悩や旅立ちの姿は、今に通ずるものがある気がします。最後になりましたが、『天馬の子』を選出していただいた選考委員の先生方に心より感謝申し上げます」とのこと。

選考委員5名による厳正な審査を経て受賞

第11回の選考委員は、浅田次郎氏、小池真理子氏、髙樹のぶ子氏、東山彰良氏、宮本輝氏の5名。贈呈式は5月中旬に都内にて行われる予定となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000019179.000007006.html