音楽クリエイターの自立へ。印税を「ベーシックインカム」に変える夢


「才能の問題」ではなく「構造の問題」
日本の音楽業界では、「音楽で食べていけるのは一握り」という言葉が、あたかも自明の理であるかのように語られてきました。しかし、困窮の真因は才能の欠如ではなく、クリエイターの労働を搾取し続ける既存の構造にあります。
無償労働の常態化、やりがいの搾取、資産性の喪失。数十時間を費やしたコンペでも、不採用なら報酬はゼロ。「実績になる」という言葉による、タダ働きの正当化。サブスクの普及によって単価は下落し、作り手の名は消費され、忘れ去られていく。こうした現状の中で、専門職の労働には正当な対価が支払われるべきです。なぜクリエイターの創作だけが、「好きでやっていること」として軽視されなければならないのでしょうか。
創造への「尊敬」を取り戻すために
業界が「創造(クリエイト)」の本質を十分に理解していないことが、今の日本の音楽業界の実情を生んでいます。音楽は、人間の熱情と情念の結晶であり、作り手への尊敬が欠如した先にあるものが現状です。「音楽を創る」という行為の背後にある、緻密な仕組みと膨大な仕事量を知らなければ、真の理解は生まれません。だからこそ、楽曲制作の門戸を広げることが重要です。自ら楽曲を生み出す苦しみと喜びを知る人が増えることで、プロフェッショナルへの深い畏敬の念が醸成され、業界の構造を変える力になると信じています。
「1人1曲」が社会のセーフティネットになる
ミュージックプランツが提案するのは、「労働」から「資産」への転換です。時間は切り売りすれば消えていきますが、著作権を伴う「作品」は、時間を超えて価値を生み続ける資産となります。全員が大ヒットを狙うのではなく、1人が1曲、誰かの日常に寄り添いながら収益を生む「資産」を持つこと。「人が働く」のではなく、「作品が働く」仕組みを構築し、労働依存から脱却するのです。
AIが瞬時に楽曲を生成する時代だからこそ、「なぜ、あの人が、あの感情で書いたのか」という、人間特有の文脈にこそ価値が宿ります。ミュージックプランツは、音楽制作教育を通じて「自分の作品」を持つ人を増やしていきます。その一曲が資産となり、生活を支え、社会をゆっくりと変えていく。音楽が消耗品ではなく、人生を支える「財産」となる未来を、本気で実現したいと考えています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000020669.html