熊本地震から10年、陶芸家7名が震災を経て表現する展示会開催


熊本の陶芸家7名による「第16回 熊本の炎と土物語」が鶴屋百貨店で開催
熊本を拠点に活動する7名の陶芸作家によるグループ展「第16回 熊本の炎と土物語 ―陶芸家7人展―」が、2026年4月8日(水)より鶴屋百貨店にて開催される。今回が16回目となる本展では、震災から10年という節目に、熊本の陶芸の「今」を一堂に体感できる貴重な機会が設けられている。粉引・象嵌・焼締め・耐熱器など多彩な新作に加え、出展作家7名による共通課題作品の蓋物も発表予定だ。
展示会の特徴と見どころ
本展では、作家本人が在廊する日程も設けられており、作品について直接話を聞くことが可能である。お気に入りの器を生活の一部に取り入れたい方や、作家と交流したい方にとっておすすめの展示会となっている。また、7名の作家による課題作品の蓋物も展示され、会場限定のプレゼント企画も実施される予定だ。入場料は無料で予約も不要。展示作品はその場での購入も可能である。
開催概要
展示名は「熊本の炎と土物語 – 陶芸家7人展 –」で、会期は2026年4月8日(水)から4月16日(木)までの9日間。営業時間は午前10時から午後7時までで、最終日は午後4時に閉場する。会場は鶴屋百貨店本館5階のシーズンメッセージ(〒860-8586 熊本市中央区手取本町6番1号)。入場料は無料で、展示作品の購入ができる。
出展作家の紹介
齊藤博之氏(玄窯)は、2012年に陶芸を始め2014年に玄窯を継承。土器のような質感に銀を組み合わせた独自の表現「荒錆化粧」を用いて作陶を行っている。津金日人詩氏(御船窯)は、釉薬を使わない焼締技法にこだわり、季節や大地の一部を切り取るようなイメージを大切にしている。井銅心平氏(萩見窯)は、料理の映える器をコンセプトに2010年に熊本県宇城市松橋町に萩見窯を設立した。福島万希子氏は、東京芸術大学大学院修了後、白い化粧土を施した作品を中心に制作している。江上晋氏(竜元窯)は、高田焼の象嵌技法を用いた独自の表現を確立し、2012年に熊本県の伝統工芸品に認定、2018年に日本工芸会の正会員に認定されている。楠田飛鳥氏(月舟窯)は、2022年に熊本県玉名に月舟窯を築き、「余白を手に取る」をテーマに日々に寄り添う器を制作している。山口友一氏(一先窯)は、熊本県長洲町の窯元の2代目として、地元産の原料を用いながら自己表現と普段づかいの器を追求している。
震災を経て変化した作家の表現
陶芸作家・齊藤博之氏は、熊本地震が「自身の制作や価値観に大きな影響を与えた」と語っている。本展では、震災の経験を経て現在に至る齊藤氏の新作も発表予定である。熊本地震から10年という節目の年に、器を通して表現される作品に注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000177828.html