花いっぱいの葬儀に約65%が魅力を感じる、温かみ重視の理由


葬儀の演出と花・祭壇に対する意識調査の実施
葬儀は大切な人との最後のお別れの場である。近年は家族葬の増加やセレモニーの多様化が進み、葬儀の「演出」に対する関心が高まっている。花や祭壇の装飾は、葬儀全体の雰囲気を左右する大きな要素のひとつだ。
そこで、株式会社NEXERとハタオ葬儀社は共同で、葬儀に参列したことがある全国の男女400名を対象に、「葬儀の演出・こだわりたいポイント」についてのアンケートを実施した。調査期間は2026年3月23日~3月25日である。
10.8%が印象に残っている演出や雰囲気があると回答
参列した葬儀や手配した葬儀で印象に残っている演出や雰囲気があるか尋ねたところ、「ある」が10.8%、「ない」が89.3%であった。大多数の方は特に印象に残る演出はなかったと回答しているが、約1割の方には記憶に刻まれた演出があるようだ。
「ある」と回答した方からは、孫が棺にお花を入れるシーンや、花がたくさんあり出棺のときに花をはがして手渡す演出、棺に入れる花が小振りのブーケになっていた華やかな色の演出など、故人の人柄や思い出が反映された演出が多く挙げられた。
71.8%が花や祭壇は葬儀全体の印象に影響すると感じている
葬儀における「花」や「祭壇」の印象が、全体の印象にどの程度影響すると思うか聞いたところ、「とても影響すると思う」が17.5%、「やや影響すると思う」が54.3%で、合わせて71.8%の方が花や祭壇は葬儀全体の印象に影響すると感じていることが判明した。
理由としては「葬式の雰囲気を形作る大きな要素」「花の色の明るさによって雰囲気が違って感じられる」といった声が挙げられた。花や祭壇が空間の印象を左右するものとして認識されているようだ。
38.7%が「温かみ・やさしい雰囲気」を重視したいと回答
花や祭壇について最も重視したい点を尋ねたところ、最も多かったのは「温かみ・やさしい雰囲気」で38.7%であった。次いで「シンプルで上品な印象」が21.6%、「故人の好み」が16.0%と続いている。
見た目の華やかさよりも、その場に流れる空気感や、故人らしさを大切にしたいと考える方が多いことがうかがえる。故人や遺族の心を慰め、参列者が落ち着ける雰囲気を作ることや、故人を穏やかに送りたいといった想いが背景にあるようだ。
64.8%が「花いっぱいの温かい葬儀」に魅力を感じている
「花いっぱいの温かい葬儀」に魅力を感じるかどうかを尋ねたところ、「とても感じる」が16.5%、「やや感じる」が48.3%で、合わせて64.8%が魅力を感じていることが分かった。
魅力を感じる理由としては、「故人の魂も遺族も安心できそう」「最後の瞬間に美しい花で囲って送り出してあげたい」「沢山あった方が気持ちが沈みすぎなくていい」といった回答が寄せられた。花に囲まれた空間は、厳かなだけではなく、やさしい雰囲気を生み出し、遺族の気持ちをやわらげたり、故人らしいお別れの場をつくったりするものとして受け止められているようだ。
温かさを軸とした葬儀の演出が求められている
今回の調査では、葬儀に参列した経験がある方の約7割が、花や祭壇は葬儀全体の印象に影響すると考えていることが判明した。重視されていたのは、華やかさそのものより、穏やかで気持ちが落ち着く空間である。
また、「花いっぱいの温かい葬儀」に魅力を感じる方は約65%にのぼった。大切な人を見送る最後の時間だからこそ、見た目の美しさだけでなく、故人らしさや遺族の気持ちに寄り添う演出が求められているのかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002523.000044800.html