新富町で春の芸術祭開催、リニューアル劇場で町民が創り手に


劇場リニューアルと開館10周年を記念した大規模イベント
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構は、2026年5月16日(土)に新富町文化会館「ルピナスみらい劇場」のリニューアルオープンと、新富町総合交流センター「きらり」の開館10周年を記念した大規模イベント「春のしんとみ芸術祭」を開催する。「きらり」を運営する新富町生涯学習課との共催イベントであり、令和8年度よりこゆ財団が管理運営する新富町文化会館の自主文化事業として実施される。
本イベントは、劇場を起点に「自ら価値を生み出す人(創造人口)」を育むまちづくりプロジェクト「MIRISE(ミライズ)」チームが全面的にプロデュース。行政や地域関係者との連携のもと、文化芸術を軸にした新たな挑戦の場を生み出すキックオフイベントとなる。
見る・買うだけじゃない、つくる体験ができる
本イベントの最大の特徴は、見学や購入にとどまらず、「参加し、つくる」体験を提供することだ。飲食・雑貨販売に加え、落語やミニライブ、身体を使った演劇ワークショップや殺陣、バター作り体験など、多彩なプログラムを展開する。開催は2026年5月16日(土)の11:00〜19:00で、子どもから高齢者まで、幅広い世代がそれぞれの関わり方で楽しめる内容となっている。
メイン会場は新富町文化会館(ルピナスみらい劇場)、サテライト会場は新富町総合交流センターきらりで、両施設で異なるプログラムを展開。きらりでは11:00〜16:00に開館10周年記念祭として、マルシェや落語公演、読み聞かせ、親子向けワークショップなどを実施する。
プロと町民が共創、オリジナル演劇『カコカラミライ』
ルピナスみらい劇場のこけら落とし公演として、完全オリジナル演劇『カコカラミライ』を17:00〜18:30に上演する。富田浜や新田原古墳など、まちの豊かな自然や記憶をモチーフに、プロの演出家と町民が共に創り上げた作品だ。新富町出身の俳優から劇場の館長までが出演する、本公演でしか出会えない物語が展開される。料金は一般500円となる。
終演後には、MIRISEプロジェクトが掲げる「年間1,000人の創造人口創出」に向けた具体的な取り組みや、地域おこし協力隊・企業との共創モデルについて紹介される。文化芸術を起点とした新たな地域づくりのあり方として注目される。
公共施設をエンジンへ、3年で町民の5分の1をつくり手に
これまで新富町文化会館は、利用の97.6%が場所貸し(貸館)という状況にあった。こゆ財団は2026年度より指定管理者となることを機に、劇場を「地域経済のエンジン」へと再定義する。MIRISEプロジェクトは、本芸術祭を皮切りに、年間30のプロジェクト、100のアクティビティ、1,000人の創造人口の創出を目指すもので、3年後には新富町の人口の約5分の1が、何らかの形で「つくること」に関与している状態の実現を目標としている。
人口減少や東京一極集中が加速する中、単なる移住や交流を超え、地域で自らプロジェクトや作品を生み出す「創造人口」を増やすことが地域の持続可能性を高める鍵になると考えられる。「演劇×地方×ビジネス」を掛け合わせた本モデルを通じて、公共施設の新たな活用のあり方を提示し、全国の自治体が抱える課題に対する解として発信していく方針だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000609.000028395.html