刀と撥鏤で日本文化を学ぶ、奈良県立美術館の特別陳列


刀と撥鏤の2分野で奈良の伝統文化を紹介
奈良県立美術館は令和6年度から「日本の伝統文化を知る」展覧会シリーズを開催しており、令和8年度春の特別陳列では刀と撥鏤という2つの分野を取り上げます。古代からの都であり、数多くの社寺が存在した奈良では、刀剣が作られ、奉納されてきた悠久の歴史があります。本展では、奈良における刀剣の歴史や作品の魅力を通して、古代から現代まで息づく刀剣の文化を紹介する機会となっています。
「刀の表情にふれる」で奈良の刀剣文化を展示
刀の部では「刀の表情にふれる―奈良県立美術館コレクションから―」と題して、当館所蔵・寄託の刀剣やその文化に関連した作品を中心に展示します。刀匠をはじめ、研師などさまざまな人々が刀剣文化を残すための活動を続けており、現代まで伝わった刀剣の保存と共に、その文化的価値が継承されています。
人間国宝・吉田文之の撥鏤芸術を特別公開
撥鏤の部では「天平から宇宙へ―人間国宝・吉田文之の撥鏤―」と題して、撥鏤分野で唯一の人間国宝(重要無形文化財保持者)・吉田文之(1915―2004)を紹介します。撥鏤とは、象牙を赤や紺などに染め、そこに細やかな模様を彫り表す技法です。本展では令和6年度に当館に寄贈された吉田文之の作品2点を公開するとともに、館外に所在する作品を展示し、文化財模造から創作までこなした幅広い仕事ぶりを紹介します。
講演会と美術講座、ギャラリートークで深く学ぶ
特別陳列に関連した多数のプログラムが開催されます。5月3日には講演会「奈良県の刀剣の保存活動」(14時00分~15時30分)が開催され、奈良県文化財課の海野啓之氏が登壇します。美術講座は5月24日と6月7日に予定されており、学芸員による詳しい解説が聞けます。また4月18日からギャラリートークも随時開催される予定です。
観覧料と開館情報
観覧料は一般600円(団体400円)、大学生400円(団体200円)です。小・中・高生及び18歳未満は無料となります。開館時間は9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)で、休館日は月曜日(ただし5月4日は開館)と5月7日です。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000461.000142065.html