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野原邦彦「Time Collage」木彫表現で記憶の瞬間を可視化

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
プレスリリースより

六本木蔦屋書店で木彫アーティストの個展開催

六本木蔦屋書店(東京都港区)は2026年4月10日から4月30日まで、アーティスト野原邦彦による個展「Time Collage」を1、2階にて開催する。本展では、水中眼鏡をかけた人物像が登場する新作の木彫作品を中心に、日常の中にある「心地よい瞬間」の思い出や記憶をかたちにした作品が展示される。野原邦彦が継続して制作してきた木彫表現を通じて、鑑賞者それぞれの体験と重なり合う時間を提案する展覧会である。

木の質感で目に見えない感覚を表現

作品に登場する人物たちは水中眼鏡を身につけ、日常の中でふと訪れる安らぎの瞬間や記憶を象徴的に表現している。木という素材が持つ質感や色合いを生かした造形により、記憶や感覚といった目に見えない要素を可視化し、鑑賞者が自身の経験を重ねながら作品と向き合える構成としているのが特徴である。木彫の細部まで丁寧に彫り進められた構造が、作品の深さを引き出している。

高さ140cm「SHABON」が注目作品

本展の注目作品のひとつが、木彫作品「SHABON」である。高さ約140cmの本作は、一木彫によって制作されており、素材の持つ存在感と、造形の細部まで丁寧に彫り進められた構造が特徴だ。やわらかな色調と木の質感が調和した造形により、時間の流れが静かに感じられる空間を生み出している。会場では実物をじっくりと鑑賞できる。

公開制作で制作過程も見学可能

会期中、野原邦彦による公開制作が予定されている。ライブドローイングやペインティングなど、作品が制作される過程を間近でご覧いただける貴重な機会である。アーティスト在廊予定日は4月10日(金)、4月12日(日)、4月19日(日)、4月26日(日)で、各日13:00より開始される。作品制作の現場に立ち会うことで、野原邦彦の表現技法をより深く理解することができるだろう。

北海道生まれの木彫アーティストプロフィール

野原邦彦は1982年北海道生まれ。2007年に広島市立大学大学院芸術学研究科彫刻専攻を修了後、木彫を主軸に、平面やミクストメディア、モニュメントなどと表現領域を広げながら制作している。何気ない日常の中にある心地よい時間や、ほっとする瞬間を作品としてかたちに残すことが特徴だ。モチーフの「雲」「泡」「香り」などの物質と、そこに加えられる「記憶」「思い出」は、鑑賞者に「自分も経験した」という共感を呼び起こす。そのためのアイコンとして「水中眼鏡」を用いており、カプチーノを飲む時、スイーツを食べる時、好きな景色を見る時など様々なシーンに潜む心地よい感覚を作品を通して可視化し、鑑賞者に心の水中眼鏡を装用させるのである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001882.000009848.html