高校生が嫌いな科目ランキング、1位は数学・英語 授業についていけないが約4割


高校生が最も嫌いな科目は数学と英語
株式会社DeltaXが運営する塾選びサービス『塾選』が、全国の高校生104名を対象に実施した「高校生が嫌いな科目ランキング」の調査結果が発表された。調査によると、嫌いな科目の1位は同率で「数学I~III」と「英語コミュニケーション」で、それぞれ18.3%の票を集めた。高校に進学すると学習内容が一段と難しくなるため、特定の科目に苦手意識を持つ生徒も少なくないという。
嫌いな科目を選んだ理由は「授業についていけなくなった」
科目を嫌いになった理由として最も多く挙げられたのは「授業の内容についていけなくなった」で、回答者の39.4%が選択した。次いで「テストの点数が悪かった」(30.8%)、「先生の教え方がわかりにくかった」(27.9%)といった学習面でのつまずきや指導方法への不満が上位を占めた。つまり、科目を嫌いになるきっかけの多くは、失敗体験によるものであることがわかる。
数学嫌いの壁は「2次関数」と「関数系」
「数学I~III」を嫌いと回答した生徒に特に嫌いな単元を聞いたところ、「数学I 2次関数」(8.8%)が最も多く選ばれ、次いで「数学II 三角関数・指数関数・対数関数」(7.0%)が続いた。一度つまずくと理解が難しくなるという声も多く、「1年生の数Aの授業から内容が1つわからなくなり、そしたらそのあともドミノ倒しのようにわからなくなっていった」というコメントからは、数学の難易度が高まる単元で一気に学習が停滞する様子がうかがえる。
英語ではアウトプットへの苦手意識が顕著
「英語コミュニケーション」に関しては、特に嫌いな単元として「英作文(ライティング)」(10.5%)がトップだった。次いで「単語・熟語」「スピーキング・議論」(各8.8%)という結果から、文法よりもアウトプット系の学習に対する抵抗感が強いことがわかる。授業中の音読やスピーキングで周囲と比べて恥ずかしい思いをした経験が、苦手意識につながっているケースもあるようだ。
好きな科目でも同じ「数学と英語」、好き嫌いが二極化
興味深いことに、嫌いな科目で上位となった「数学I~III」と「英語コミュニケーション」は、「好きな科目」においても同様に上位にランクインしている。「好きな科目」を聞いたところ、「数学I~III」(25.0%)が最多で、次いで「英語コミュニケーション」(17.3%)という結果だった。数学や英語は好き嫌いが非常にはっきりと分かれる「二極化しやすい科目」といえる。
成功体験が「好き」になるきっかけ、嫌いな科目でも成績が良い層も
科目を好きになったきっかけを聞いたところ、2人に1人が「テストで良い点を取れた」と回答し、続いて「問題が解けて楽しいと感じた」(36.5%)という結果が並んだ。嫌いになるきっかけが「失敗体験」であるのに対し、好きになるきっかけは、テストの成功や問題が解けたときの達成感といった「成功体験」が大きく影響していることがわかる。一方で、嫌いな科目でも成績が「普通以上」と回答した高校生が42.3%にのぼり、「嫌い=苦手」ではないという実態も明らかになった。
先生の教え方や相性が、科目への印象を大きく左右
「もし〇〇だったら、嫌いにならなかったかも」というテーマで生徒の本音を聞いたところ、「先生が面白かったらもっと頑張れた」「先生との相性がもっと良かったら成績が良かったと感じる」といった回答が寄せられた。学習内容の難易度だけでなく、「先生の教え方」「先生との相性」、そして「授業中の心理的な配慮」や「自学自習へのサポート体制」が、高校生の科目への意識に大きな影響を与えていることが浮かび上がった。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000116808.html