カナミックネットワーク、シンガポール医療DXで総務省事業完了


日本の医療・介護システムがシンガポールで実証成功
株式会社カナミックネットワークは、総務省が公募した令和7年度「シンガポールにおける医療・介護・健康情報共有システム展開に向けた実証の請負」事業を完了したことを発表しました。高齢化が急速に進むシンガポールにおいて、日本の健康・医療・介護に関する情報共有システムの有用性を検証し、その海外展開と国際競争優位性の確保を目指すものです。
実証で確認された3つの主な成果
本事業では、カナミッククラウドサービスをシンガポール環境向けに改修し、現地の介護施設・医療機関等を対象として実証を実施しました。まず、日本発の情報共有システムがシンガポールの医療・介護現場において現地業務に適合し、記録・情報連携を中心とした業務の効率化とケアの質向上に資することが確認されています。現場職員からも操作性・利便性について高い評価が寄せられました。
次に、シンガポールリージョンを活用したクラウド基盤の構築により、同国の通信インフラ環境下において安定的な稼働が確認されました。セキュリティ面でもPDPA・HCSA(医療機関向け規制)への準拠体制を確立しています。さらに、現地制度(PDPA・HCSA・今後施行のNEHR連携義務)に関する法規制環境を体系的に整理し、シンガポール版の本格展開に向けた制度対応の方向性を明確にしました。
ASEAN地域への広域展開を見据えた今後の展開
カナミックネットワークは、実証参加の介護事業者を対象にシンガポール版カナミッククラウドサービスのフィールドトライアルを実施し、実装段階への移行を加速させる予定です。Synapxe社との連携によるシステム認証取得を目指し、2027年の健康情報法施行に対応した制度準拠型サービスとしての確立を目指します。
今後はシンガポール市場での本格展開を進め、「日本型介護DXの海外成功モデル」を構築する方針です。シンガポールを技術・ビジネスモデルの移転拠点として位置付け、マレーシア・タイ・ベトナム等のASEAN諸国への横展開を推進していきます。高齢化が急速に進展するアジア地域において、ASEAN各国が直面する医療・介護人材不足や医療費増大といった社会課題の解決に貢献し、日本の医療・介護産業の国際競争力強化に寄与していく考えです。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000050437.html