創作活動が絵本に変わる、表現ジャンル無制限の新しい絵本賞


「絵が描ける人のもの」という固定観念が変わり始めている
紙だけでなく、動画やデジタル、音楽と融合した表現が当たり前になった現代において、表現ジャンルを限定しない異例の絵本賞が誕生した。それが、第2回『読者と選ぶあたらしい絵本大賞』である。本賞は、絵本ナビと講談社こども事業部が主催し、2026年4月14日より作品募集を開始する。
創作人口2000万人の時代に残っていた「見えない壁」
この10年で、個人がイラスト・動画・音楽などを自由に発信できる環境は一気に整った。創作活動に関心を持つ人は約2000万人、潜在市場規模は約14兆円とも言われている。しかし一方で、「発表の場がない」「どのジャンルに投稿していいかわからない」「絵本はハードルが高い」といった声が多くの創作者の前に残っていた。その壁を壊すために生まれたのが、表現手段を問わないこの絵本賞である。
完成度よりも「子どもに届けたい表現」を評価する
本賞が評価するのは、完成度よりも「子どもに届けたい表現」そのもの。紙の絵本だけでなく、動画、イラスト、歌やリズムといった多様な表現はすべて「あたらしい形の絵本」と位置づけられている。応募できるのは絵本部門、動画部門、イラスト部門、手遊び歌部門の4つである。各部門には「向いている人」が明確にされており、自分がどこに当てはまるかを判断しやすくしている。
YouTube活用の読者参加型審査が大きな特長
本賞の大きな特長が、YouTubeを活用した「読者参加型審査」である。応募作品が公式動画として公開される可能性があり、親や読者がコメントや投票で参加する。第1回では、絵本部門やテキスト部門の最終選考作品が読み聞かせ動画として公開され、応募者からは「自分の作品が動画になって感動した」という声が多数寄せられた。創作者にとっては、評価されるだけでなく、届いていく絵本賞となっている。
デビューのチャンスは複数用意されている
多くのコンテストが「大賞1名」をゴールにする中、本賞ではデビューのチャンスは1つではない。大賞は講談社から紙・電子で出版される。部門賞では動画部門は絵本ナビ公式サイトで公開、イラスト部門は講談社の幼児誌・ムック掲載、手遊び歌部門は教育系YouTubeチャンネルで動画化される。さらに審査員賞やCLIP STUDIO PAINT賞、読者賞があり、最終選考作品も電子書籍化される予定である。
先着300名にCLIP STUDIO PAINTの3ヶ月無料利用が実現
デジタル初心者向けに、先着300名に大人気お絵かきツール「CLIP STUDIO PAINT」が無料で3ヶ月利用できる特典が用意されている。プロも使う本格アプリを気軽に試せる絶好の機会であり、絵本づくりが初めてでもデジタルが苦手でも、創作の一歩を踏み出せるようになっている。
第1回大賞作品は講談社から4月16日に出版予定
第1回では、1,076作品の応募と12,374票の読者投票を経て、『まねてみよう』(作:青物横丁)が大賞を受賞した。子どもが「聞く」だけでなく、動きを「まねする」ことではじめて完成する新しい双方向絵本として評価され、2026年4月16日に講談社より刊行されます。全国書店およびネット書店に並ぶ予定である。
審査員は「出版社目線」だけではない多彩な視点
本賞は読者参加型という大きな特長に加え、子どもの成長や現代のメディア環境に精通した多彩な子どものプロフェッショナルが審査を行う。歌手・俳優の横山だいすけ氏、イラストレーターのつむぱぱ氏、CNRS准教授の辻晶氏、絵本ナビ編集長の磯崎園子氏といった専門家が、「今、必要なあたらしい」を新鮮な目で探す。出版社目線だけで決まらないことが大きな特長となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008364.000001719.html