舞台『ニッターズハイ!』開幕、編み物の温もりで心つかむ青春ドラマ


男子校の手芸部を舞台とした新感覚の青春舞台が東京で開幕
猫田ゆかりによるコミックスを原作とした舞台『ニッターズハイ!』が、2026年4月15日(水)より東京・築地本願寺ブディストホールにて開幕した。男子校の手芸部を舞台とした本作は、編み物を通じて成長する高校生たちの青春を描く作品である。主人公・浜仲健斗役を森崎大祐、彼が出会う「編み物王子」こと黒葉類役を沖矢悠が演じるほか、渡邊樹、藤田浩太朗、松岡拳紀介、沖野晃司、中嶋健、奥井那我人、大隅勇太といった実力派が揃った。
最悪の出会いから始まる健斗と類の関係の変化
本作では、主人公・浜仲健斗と黒葉類との関係を軸に約2時間10分が丁寧に展開される。中学時代に怪我で陸上競技を離れた健斗は、高校入学後、手芸部のチラシ前で新入生の類と出会う。手芸部部長の金子天馬に勧誘されるが、健斗は「男が手芸なんて変だし」と咄嗟に言ってしまう。それを聞いた類は編み物への愛から健斗に説教するも、健斗はその場を去ってしまう。最悪の出会いから始まった二人の関係が、編み物を通して変わっていく様子が丁寧に描かれている。
舞台初主演となる森崎は、健斗の内面からこぼれる朗らかさを全身で表現。慣れない細かな作業に力が入ってしまう姿も微笑ましく、元運動部らしい不器用さがキャラクターの愛嬌を生み出している。沖矢が演じる類は、スポットライトに照らされるだけで気品が香り立ち、毒舌で人を寄せ付けない雰囲気が次第に柔らかくなっていく繊細な変化を紡いでいた。
好きだからこそ生まれる熱を舞台化で表現
舞台化での工夫として挙げられるのが、編み物の表現方法である。キャストが舞台上で実際に編み物をするシンプルな手法のほか、健斗が初めて棒針やかぎ針に挑戦する際は、背景スクリーンにコミックスの該当シーンが表示される。さらにダンスを取り入れ、ノンバーバルで糸が編まれていく様子を全身で表現することで、目にも楽しい躍動感が生まれている。
金子天馬役の渡邊が堂々たる風格で魅せ、副部長・織武蓮役の藤田が柔和に見えて実は策士という絶妙なキャラクター性を応える。健斗と類の一年生コンビと、天馬と蓮の先輩コンビの異なるテンポ感が掛け合わさることで、作品全体にみずみずしい息遣いが生まれている。手芸部顧問役の沖野晃司と類の恩師役の大隅勇太が示す説得力ある存在感により、「何をやりたいかは自分で決めていい」という本作のメッセージに確かな実感が与えられている。
来場者特典と豪華な舞台体験が盛り込まれた公演
本公演では、全公演を対象とした「客席降り演出」や「カーテンコール撮影タイム」をはじめ、非売品の「キャラクタービジュアルブロマイド」の配布、さらに一部公演での「平日限定スペシャルアフタートーク」など、舞台と客席が一体となって楽しめる施策が用意されている。来場者全員に全9種からランダムで1枚の非売品ブロマイドがプレゼントされ、客席通路に登場するキャストの息遣いを間近に感じられる演出も実施される。チケット料金は11,000円(税込・全席指定)で、カンフェティとCNプレイガイドで販売中である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000750.000051825.html