公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

廃墟から生まれる新しい観光体験『異世界図鑑』出版

タグ
記事・ブログ・投稿
報道発表
プレスリリースより

過去へ旅する「没入体験」としての文化遺産

NPO法人J-heritageの代表・前畑洋平による書籍『異世界図鑑』が2026年3月2日にエクスナレッジより発売される。本書は産業遺産や廃墟が持つ圧倒的な景観を通して、文化遺産を「見るもの」から「体験するもの」へと再定義する内容だ。

文化遺産はこれまで、保存や学習の対象として整備されてきた。しかし整備された空間では得られない「没入感」があるのも事実である。本書では、産業遺産や廃墟が持つ異世界の景色こそが、人を過去へと旅させる装置になるのではないかという問いを起点に、文化遺産の新たな価値を提示している。

45件の産業遺産と廃墟が示す「時間の堆積」

掲載されるのは日本各地の産業遺産や廃墟など全45件。巨大構造物や崩壊過程にある建築、自然と融合した景観など、時間の堆積が可視化された空間が収録されている。安治川トンネル(大阪市)や根岸競馬場一等馬見所(横浜市)といった具体例を通じて、これらは単なる記録ではなく、訪れる者に「異世界に迷い込んだ感覚」をもたらすものであることが示されている。

観光と文化遺産の今後を問う視点

本取り組みでは、観光が「知識提供」から「没入体験」へと移行すること、文化遺産は「保存」と「活用」の両輪で成立すること、そして現地に訪れることで初めて生まれる価値を重視している。『異世界図鑑』はこうした考え方を広く社会に提示するものである。

著者の実践的な活動が支える説得力

前畑洋平は産業遺産の保存と活用を両立させるプロジェクトを各地で推進している。世界文化遺産に登録されている長崎の軍艦島では現地上陸を含む調査・撮影・ツアー企画に携わり、「体験としての文化遺産」を実装する取り組みを行っている。神戸の摩耶観光ホテルでは保存と活用の両立を目指した企画・発信を行うなど、廃墟・産業遺産の価値を社会に伝える活動を続けている。本書で紹介される「異世界の風景」はすべて実在し、読者が実際に現地を訪れるきっかけとなることを目指している。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000181434.html