フロントガラスの安全性、約6割がヒヤリ経験。先進安全装備との関係とは


運転中の視界悪化、6割以上がヒヤリとした経験
車を運転していて、急に視界が悪くなり、ヒヤッとした経験がある方は少なくないだろう。雨や逆光、夜間の対向車のライトなど、原因はさまざまであり、このような見えにくさはフロントガラスの状態と深く関わっている。
株式会社NEXERと株式会社富士屋硝子店による調査では、普段車を運転する全国の男女400名を対象にアンケートを実施した。その結果、運転中に「視界の悪さ」が原因でヒヤリとした経験について、60.5%が「ある」と回答し、39.5%が「ない」と答えた。
ヒヤリとした経験がある人に主な原因を聞いたところ、最も多かったのは「雨で見えにくかった」で74.4%と圧倒的であった。次いで「夜間の対向車のライトの反射」が44.6%、「曇り」が19.8%と続く。一方、「ガラスの汚れ」と「油膜」はともに11.6%、「ワイパーの劣化」も7.9%となっている。
7割以上がフロントガラスの状態を気にしている
普段、フロントガラスの状態(キズ・油膜・曇り・汚れなど)をどの程度気にしているかについて尋ねたところ、「とても気にしている」が23.3%、「ある程度気にしている」が49.5%で、合わせて72.8%の人が何らかの形で気にしていると回答した。一方「あまり気にしていない」は16.5%、「ほとんど気にしていない」は10.8%であった。
気にしている理由には「視界の悪さの一番の原因だから」「対向車のライトがフロントガラスの状態次第では拡散し見づらくなる」といった声や、「ガラコでワイパー要らずを心がけて視界良好を保っている」という日頃からの対策について言及する回答も見られた。
9割がガラス状態の安全性への影響を認識
フロントガラスの状態(キズ、油膜、くもり)が運転の安全性に影響すると思うかを聞いたところ、「とても影響すると思う」が45.8%、「やや影響すると思う」が45.3%で、合わせて91.1%の人が何らかの影響があると考えていることが明らかになった。「あまり影響しないと思う」は6.5%、「まったく影響しないと思う」はわずか2.5%である。
9割を超える圧倒的多数が、ガラスの状態が運転の安全性と結びついていると認識している。安全性への影響を否定する人はごく少数派のようだ。
先進安全装備との連動、認知度は3割程度
先進安全装備(自動ブレーキ、車線逸脱防止など)がフロントガラスのカメラと連動していることを知っているかについては、「知っている」が31.8%、「知らない」が68.3%であった。先進安全装備そのものは広く普及しているが、その仕組みについては意外にも知られていないようである。
カメラがフロントガラスの内側に設置されているケースが一般的であり、ガラスの状態が装備の作動精度に影響を及ぼす可能性があるとされている。この関係性を知ることで、メンテナンスへの意識が大きく変わる可能性があるといえるだろう。
77%がメンテナンス意識の変化を示唆
ガラスの品質や状態が安全装備の性能に影響する可能性があると聞いたとき、メンテナンス意識が変わるかを聞いたところ、「とても変わる」が30.8%、「やや変わる」が46.5%で、合わせて77.3%がメンテナンス意識に変化が生じると回答している。「あまり変わらない」は17.5%、「まったく変わらない」は5.3%であった。
意識の変化理由としては「せっかくの機能は100%の実力で使いたい」「先進安全装置が作動しなくなる可能性があるから」「反応が遅れたら困る場合があるかもしれないから」といった回答が挙がった。先進安全装備を信頼しているからこそ、それを支えるフロントガラスの状態にも目を向ける必要があると感じている人が多いようである。
安全運転を支える視界確保の重要性
今回の調査では、車を運転する人の6割以上が、視界の悪さにヒヤリとした経験があることが明らかになった。また、9割以上が、フロントガラスの状態は運転の安全性に影響すると考えている。その一方で、フロントガラスのカメラが先進安全装備と連動していることを知らない人は約7割に上った。安全への意識は高いものの、ガラスの役割については十分に知られていない実態がうかがえる。毎日の運転を支えているのは、ドライバーの注意力だけではなく、視界を確保するフロントガラスの状態も欠かせない。定期的な点検やメンテナンスを心がけ、クリアな視界を保つことが大切である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002599.000044800.html