デザインサブスク認知度は32%、外注で求める1位は「時間・手間削減」


デザインサブスク認知度は32%にとどまる
バナーやチラシ、SNS画像、ランディングページなど、ビジネスの現場ではデザイン制作の依頼が日常的に発生している。月額定額で何度でも依頼できる「デザインサブスク」という新しいサービスが少しずつ広がりつつあるなか、実際に発注する立場の人たちはこうしたサービスをどれほど認知しているのだろうか。
株式会社NEXERと株式会社linkpathが共同で実施したアンケート調査では、社内にデザイナーが在籍している、またはデザイン業務の採点・発注に関わる実務経験がある全国の男女50名を対象に調査を行った。デザイン制作を「月額定額で何度でも頼めるサービス」の認知度について聞いたところ、「知っていた」が32.0%、「名前は聞いたことがある」が32.0%という結果になった。
一方で「知らなかった」は36.0%にのぼり、デザイン業務の発注経験者であってもサービスの存在を把握していない人が一定数いることが明らかになった。サービスとしての存在は徐々に浸透しつつあるが、内容まで認知している層は3割強にとどまっているようである。
都度発注を支持する人が60%と多数派
デザイン制作を「都度発注(スポット)」と「月額定額のサブスク(頼み放題)」で比べたとき、どちらが使いやすいかという質問では、「都度発注の方が良い」が60.0%と最も多く、次いで「月額定額サブスクの方が良い」が36.0%、「どちらとも言えない」が4.0%という結果となった。
過半数が都度発注を支持しているが、3人に1人以上はサブスク型を支持しており、利用シーンによって評価が分かれていることがわかる。都度発注を支持する人からは「月額は高そう」「使わない月もある」といった意見が寄せられた。一方、サブスク型を支持する人からは、ちょっとした依頼や修正対応がしやすいことが魅力として挙げられており、社内で対応できる人材がいる場合は外注自体の優先度が下がる傾向も見受けられた。
外注に期待することの1位は「時間・手間削減」で58%
デザイン業務をプロに外注することで最も期待することについて聞いた結果、「制作の時間・手間の削減」が58.0%で最も多かった。次いで「デザインクオリティの向上」が50.0%、「ブランドイメージの統一」と「専任担当者による安心感」が同率で30.0%と続く。外注に求められているのは、単なるコスト調整ではなく、リソースの効率化と品質向上の両立だといえる。社内で手が回らない部分を任せたい、外部の視点で品質を高めたいという現場の意識が反映された結果といえるだろう。
安心して利用するための条件は「修正対応の柔軟性」
デザインサブスクを利用するとしたら、どのような条件・保証があると安心して使えるかについては、「修正が何度でも対応してもらえる」が52.0%で最も多かった。次いで「料金が明瞭・わかりやすい」が46.0%、「対応スピードが明確」が40.0%と続く。修正対応の柔軟性、料金の透明性、スピード感の3つが上位を占めたことから、利用者は「使い倒せる安心感」を強く求めていることがうかがえる。月額制という性質上、コストに見合う価値を継続的に得られるかどうかが、サービス選びの大きな判断基準となっているようである。
デザイン外注の検討は発注頻度に合わせて
今回の調査から、デザインサブスクという仕組みは認知が広がりつつあるものの、内容まで把握している人はまだ3割強にとどまることがわかった。また、都度発注を支持する声が多数派を占める一方で、3割強の人がサブスク型に魅力を感じていることも明らかになっている。デザイン業務は、企業の発信力やブランドイメージを支える重要な要素である。社内のデザインリソースに課題を感じている方は、自社の発注頻度や求める対応に合わせて、月額定額型のデザインサービスも選択肢のひとつとして検討してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002645.000044800.html