第42回東川賞受賞作家が決定、5つの異なる視点が示すこれからの写真表現


第42回「写真の町」東川賞の受賞作家が決定
北海道東川町は、第42回「写真の町」東川賞5賞の受賞者を5月1日に発表した。海外作家賞、国内作家賞、新人作家賞、特別作家賞、飛彈野数右衛門賞の5つの賞が、それぞれ異なるキャリアと表現の立場から選ばれている。
受賞作家たちが示す多様な写真表現
海外作家賞はスウェーデンのマルティナ・ホーグランド・イヴァノヴ氏が受賞。光、音、イメージの相互作用を中心に制作を行う氏の作品は、従来のものの見方に揺さぶりをかけ、現代の不合理な底流に着目している。国内作家賞は伊奈英次氏で、都市景観から日本の近現代をテーマにした一貫した作品展開が評価された。新人作家賞の林典子氏は、ガンビア共和国で撮影を始め、地政学的な境界のなかでの個人のアイデンティティや記憶に向き合ってきた。
地域と北海道に根ざした視点
特別作家賞の中西敏貴氏は、北海道の基層文化への関心から、遺跡や自然に着目した「北海道三部作」が評価された。飛彈野数右衛門賞の田川基成氏は、長崎の海をテーマに土地と記憶、信仰などを撮り続け、長崎の海景をモチーフにした計14回の個展開催を通じて地域への貢献が認められている。
東川町国際写真フェスティバルで作品を公開
授賞式をはじめとして様々な写真関連イベントが行われる「第42回東川町国際写真フェスティバル」は8月1・2日に開催される。東川賞は昭和60年を初年度として毎年贈呈されており、日本で初めて自治体によって写真作家賞が制定された賞として知られている。国内・新人作家賞は発表年度から過去3年間の作品を審査対象とすることで、作品の再評価にも対応している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000059574.html