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4,176作から選ばれた気鋭の作家・才谷景『海を吸う/庭に接ぐ』デビュー作発売

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小説
報道発表
プレスリリースより

第60回文藝賞優秀作から生まれたデビュー作

株式会社河出書房新社は、第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作「海を吸う」、受賞第一作「庭に接ぐ」を収録した才谷景のデビュー作品集『海を吸う/庭に接ぐ』を2026年4月28日に刊行する。応募総数4,176作品の中から選ばれた破格の才能による、耽美と汚穢の世界が今ついに現れた。

二つの戦慄の短編が描く異変の世界

「海を吸う」は、体中に穴が開き液体が溜まっていく少女の移ろう意識を描いた作品である。「庭に接ぐ」では、森に侵食された父と娘、変容する世界が綴られている。選考委員を務めた柴崎友香、松田青子、怪奇幻想書評家・朝宮運河は、身体の感覚と心の内を具体的な言葉で書く力、終わりのない絶望感のテンション、得体の知れない変身のおぞましさと蠱惑性に驚嘆した。登場人物の肉体は傷つき、溶解し、メタモルフォーゼしていく過程は息を呑むほどの表現力で描かれている。

全国書店員が感じた独特の世界観

本作は全国の書店員からも高い評価を得ている。紀伊國屋書店グランフロント大阪店の豊永大氏は、自身の想像の箱を押し広げる力が飛び抜けて強いと評価した。くまざわ書店西新井店の中沢雅氏は、どろっとしたナニカの表現が文字だけなのに触ったかのような巧みさに圧倒されたと述べている。リブロ福生店の海老原眞紀氏は、強い身体感覚と研ぎ澄まされた感覚が暴力的なまでのにおいと液体で表現されていると指摘。蔦屋書店熊本三年坂の迫彩子氏は、気持ち悪さでありながら目が逸らせない、見届けなければならないという衝動に駆られたと述べている。

才谷景の創作活動と書籍情報

才谷景は2000年生まれ、東京都出身。2023年に「海を吸う」で第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作を受賞している。『海を吸う/庭に接ぐ』は46判上製128ページで、2026年4月28日に税込定価1,870円(本体1,700円)で発売される。装丁は名久井直子、装画は榎本マリコが担当した。ISBN は978-4-309-03264-1。電子書籍も近日中に発売予定である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001237.000012754.html