新国立劇場2028年4月公演、「ドラマコネクト」劇作家を公募開始


集団創作による新プロジェクト「ドラマコネクト」始動
新国立劇場は、次期演劇芸術監督・上村聡史の指針である「新しい才能との出会い」を実現するため、新プロジェクト「ドラマコネクト」を立ち上げました。2028年4月の上演に向け、公募による劇作家とフルオーディションによる出演者が、演出の五戸真理枝と共にプロダクションワークショップを経て新作を創り上げる試みです。このたび、プロジェクトの第一歩となる劇作家募集の詳細が決定されました。
集団創作による想像の化学反応を実現
上村聡史は、演劇には作り手の思いがお客様に届いたとき、想像力が刺激され、日々を豊かにする可能性があると述べています。ワジディ・ムワワドの創作手法を例に挙げ、集団で時間をかけてディスカッションやトライアンドエラーを繰り返す重要性を強調。「ドラマコネクト」は、劇作家を公募し、劇作と演出のコンセプトを共有した上でフルオーディションで出演者を募り、そこから時間をかけて物語を創作していくと説明しています。新国立劇場という場で、清新な感性同士が繋がっていくことを目指しています。
劇作家と出演者が一緒に台本を創作
演出担当の五戸真理枝は、従来の演劇制作過程とは異なるアプローチを提示しています。通常、劇作家が一人で物語を紡ぎ、その後に演出者や出演者が作品を立ち上げる流れですが、今回は意見交換や対話、試行錯誤を繰り返す稽古の時間に劇作家も参加。選考後の出演者も台本執筆の準備過程に参加し、集ったメンバーの感性や想像力を活用しながら台本が執筆されます。書き上がった後も、演技が立ち上がる過程で思いついたことがあれば、台詞の追加や削減、リライトが行われ、作品の可能性が言葉の面から一緒に探索されるのです。
応募条件と選考スケジュール
応募資格は、日本国内を拠点とし日本語で劇作をする劇作家で、劇作家として作品を執筆した経験が必須です。応募受付期間は2026年5月1日から6月15日まで。応募書類は、指定のエントリーシート、近年執筆した作品から1~2場面分の台本(上演開始から10~15分程度)、募集テーマに沿った新作戯曲の構想が必要です。書類選考を経て選考結果は2026年7月15日までに通知され、通過者を対象に2026年7月22日から7月30日の日程で面談選考が新国立劇場で実施されます。
募集テーマは「私が伝えたい物語」
今回の募集テーマは「私が伝えたい物語」。五戸真理枝から、今この時代がどう見えるか、生身の人間が同じ空間に集い物語を分かち合う演劇の魅力とは何か、今伝えたい物語は何かという問いが投げかけられています。出演者の人数は4~8名程度を想定し、新作戯曲の構想は最低600字から最大800字程度でのストーリー提案が求められます。最終決定者には2028年4月公演の劇作を担当していただきます。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001181.000047048.html