ほっぺちゃん16周年で転換!サン宝石が通販から「IPブランド」へ


民事再生から4年、サン宝石の事業転換
メモリーテックつくば株式会社インタラクティブコンテンツ事業部サン宝石は、人気キャラクター「ほっぺちゃん」が2026年5月5日に誕生16周年を迎えることを機に、事業方向性を発表した。同社は2021年の民事再生後、従来のカタログ通販中心の事業構造を見直し、ライセンス、POPUP、ワークショップ、SNS、EC、アニメ、海外展開を組み合わせた新たな事業モデルへと転換を進めている。かつての通販事業をそのまま元に戻すのではなく、「ほっぺちゃんを広げる」ことを選択した同社は、今後、ファンとともにキャラクターの価値を育てるIPブランドとして進化していく方針である。
多様性を象徴する「ほっぺちゃん」の再定義
2010年に誕生したほっぺちゃんは、ぷにぷにとした感触、つぶらな瞳、キラキラのほっぺが特徴のキャラクターだ。誕生当時は女子小学生を中心に人気を集め、現在は当時のファンが大人になったことで、「平成レトロ」「平成女児」「キダルト消費」といった時代の流れとも重なり、再び注目を集めている。サン宝石は、ほっぺちゃんを単なる懐かしのキャラクターではなく、多様性を象徴するキャラクターとして再定義している。ほっぺちゃんは1人1人「手しぼり」で作られており、同じ名前のキャラクターでありながら、色も形も表情も少しずつ異なる。人によって受け取り方が違うことそのものが、ほっぺちゃんの魅力であり、ファンが自由に想像し、語り、愛着を重ねることができる理由となっている。
懐かしさから新しい出会いへ、広がるファン層
かつてカタログを眺めていた少女たちが大人になり、再びほっぺちゃんと出会う再会は、単なるキャラクターとの再会ではない。当時の自分、友達と語り合った時間、お小遣いで選んだ小さな宝物、カタログが届く日を待っていた気持ちといった一人ひとりの記憶ともう一度つながるブランドでありたいというのがサン宝石の考えである。近年は、SNSを通じて「なつかしい」「また集めたい」といった声が広がり、かつてのファンによる自発的な発信が新たな反響を生んでいる。その投稿を見た子どもたちが、今度はいま流行っているキャラクターとしてほっぺちゃんに出会う流れも生まれており、かつての思い出が新しい世代の入口になる可能性が広がっている。
体験価値を拡大、着ぐるみ化とアニメ展開
サン宝石では、新たな取り組みとしてほっぺちゃんの着ぐるみ事業を開始した。小さくてぷにぷにした手作りキャラクターであるほっぺちゃんが、ファンと直接ふれあう存在へと進化することで、イベント、POPUP、ファンミーティング、地域連携、企業コラボなど、リアルな場での体験価値をさらに広げていく。また、アニメ展開も好評をいただいており、ほっぺちゃんは子ども向けだけにとどまらないコンテンツとして育ちつつある。16周年では、ほっぺちゃん手しぼりキットの再販、さらなる体験イベントの拡大、企業・クリエイター・キャラクターとのコラボレーションを通じて、新しい価値創造を目指す予定である。
ファンと共創する事業へ、海外展開も視野に
今後、サン宝石は「ほっぺちゃん」をライセンス事業の中核に据え、雑貨、文具、アパレル、カプセルトイ、菓子、コスメ、インテリア、書籍、デジタルコンテンツなど、幅広い領域で展開を進める。安くてかわいい商品があふれる現代において、同社は単なる価格競争ではなく、ほっぺちゃんという知的財産を軸に、ブランド価値で選ばれる事業へ転換していく。POPUPや催事についても、単なる物販の場ではなく、ファンが参加し、撮影し、語りたくなる体験の場として進化させる計画だ。さらに、海外戦略も進行中であり、日本ならではの「かわいい」「手作りの温かさ」「ファンとともに育つ」文化を背景に、ほっぺちゃんを日本の代表的なキャラクターの一つとして世界へ届けることを目指している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000148433.html