障がい者とアーティストが共創する芸術祭「イマバリ・パラビエンナーレ」、5月20日に第1回トークイベント開催


多様性と共生を実現する「街まるごと公民館」構想
社会福祉法人来島会が2027年2月の本会期開催に向け本格始動する芸術祭「イマバリ・パラビエンナーレ」。障がいのある人とアーティスト、地域住民が共創する本プロジェクトは、福祉施設や商店街、公共空間などを舞台に、人と人が自然に出会い、対話が生まれる環境づくりを目指している。その幕開けとして、2026年5月20日(水)に第1回トークイベント「地域社会でアーティストができること~多様性と共生を考える~」を今治ホホホ座にて開催。当日より、本会期に向けたアートプロジェクトが市内各所で動き出す。
なぜ今、共生を文化として育てるのか
少子高齢化や人口減少が進む現代において、効率化やリスク回避が進み、人と人との関係性が分断されている。障がい者、高齢者、子ども、外国人など、それぞれに支援制度は整備される一方で、人が「属性」ごとに分かれ、接点を持ちづらくなっているのが現状だ。その結果、知らない人と関わる機会の減少や孤立感が社会全体に広がっている。イマバリ・パラビエンナーレは、アートや表現など様々な活動を通して、障がいの有無や年齢、立場を超えて、多様な人々が混ざり合うことを目指す。完成された作品を鑑賞するだけではなく、地域の人々自身が関わりながら文化を育てていく、そのプロセス自体を重視しているところが特徴である。
第1回トークイベントの概要と参加方法
5月20日のトークイベントでは、越智清仁プロジェクト総合ディレクター(理事長)による開会宣言から始まる。トークセッションでは、KOSUGE1-16の土谷享、美術家の磯崎道佳、音楽家の片岡祐介、ぬか つくるところの中野厚志と丹正和臣らが登壇。俳優・演出家・劇作家の有門正太郎がゲストとして参加し、アートマネジメント・文化政策の戸舘正史がファシリテーターを務める。プロジェクト概要発表では、来年2月までのロードマップが公開される予定だ。開催時間は19時から21時まで、会場は今治市共栄町1-3-3の今治ホホホ座。定員は30名で要申込み、参加無料である。
来島会が展開する「街まるごと公民館」実践
来島会が掲げる「街まるごと公民館」とは、福祉施設や公共施設だけでなく、商店街、空き家、公園、スタジアム、地域食堂など、まちのあらゆる場所を「ひらかれた場」として捉え直す構想である。2026年夏ごろには今治市室屋町の空きスペースを活用した私設公民館「ガッチャンコ」の開設を予定。また地域のさまざまな場所へ出向く「移動公民館」活動なども展開予定だ。こうした様々な実践を通じて、やがて人と人との関係性や、地域の空気そのものを変えていくことを来島会は目指している。
社会福祉法人来島会について
1994年の知的障害者入所更生施設「今治福祉園」開設とともに設立された来島会は、障がいのある方の多様なニーズに応えるトータルサポートグループとして地域に根ざした福祉サービスを展開している。現在では障害者福祉事業に留まらず、児童福祉事業や高齢者福祉事業、公益事業など21施設・55事業を運営中。「すべての人が『障害』を感じることなく、自分の意思で質高く暮らすことのできる地域社会の実現」というビジョンを掲げ、急速な社会変化や福祉ニーズの高度化にも対応しながら、地域に適応したサービスを提供し続けている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000175924.html