富士F1開催50周年、伝説の一戦を振り返る企画展


日本モータースポーツ史上の転機となった富士F1
富士モータースポーツミュージアム(静岡県小山町)は、1976年に富士スピードウェイで日本初のF1が開催されてから50周年を迎えることを記念し、特別企画展『知られざる富士の激闘』を2026年6月19日から開催する。1970年代、日本の自動車産業はオイルショックや厳しい排ガス規制に直面し、モータースポーツ界は「冬の時代」を迎えていた。しかし、そうした逆風の中でも「世界最高峰の走りを日本で開催したい」という関係者の熱烈な思いと、それを待ち望んだファンの熱狂が大きなうねりとなっていったのである。
豪雨の中で繰り広げられた伝説の最終戦
1976年、富士スピードウェイで日本初、そして東洋初となる「F1世界選手権イン・ジャパン」が実現した。本展では、未知なる世界最高峰のレースが日本に上陸した衝撃や、マキ、コジマといった日本勢の果敢な挑戦に焦点を当てる。記録的な豪雨の中で繰り広げられた数々のドラマを通じて、当時の熱狂と技術者たちの執念を振り返ることができる。王座を争ったラウダとハントの対照的な決断はもちろんのこと、予測不能なレース展開やサーキットを包み込んだ熱狂など、当時の未公開写真や映像から、今なお語り継がれる富士決戦の熱気と興奮が伝わってくる。
日本の職人たちが支えた国産チームの奇跡
驚異の予選ラップを刻み、海外の強豪チームを驚愕させた純国産チーム、コジマ・エンジニアリング。しかし、予選で大クラッシュを喫したコジマの「KE007」をわずか1日半で完全に作り直し、決勝へと送り出したのは、富士スピードウェイのふもと・大御神地区に集った日本の職人たちであった。本展では、彼らの情熱と技術、執念の物語を紹介する。展示車両としてはF1史上唯一、実戦投入された6輪車「ティレル P34」をはじめ、純国産マシンとして世界を驚かせた「コジマKE007」「KE009」、1977年の選手権で3勝を挙げた「ウルフWR1」、そして先駆者として海外へ挑んだ「マキ F101」(モノコック・カウルの参考展示)など、歴史を彩った名車が展示される。
企画展の開催概要と見学情報
本企画展『知られざる富士の激闘』は、富士モータースポーツミュージアム内2F展示エリアで2026年6月16日(火)から2027年1月31日(日)まで開催される。入館料金は富士モータースポーツミュージアムの通常入館料金で利用でき、平日は大人(18歳以上)1,800円、高校生900円、小中学生700円。土日祝は大人(18歳以上)2,000円、高校生1,000円、小中学生800円となっている。インターネット事前予約割引(大人-200円)など、各種割引も用意されている。開館時間は曜日別に異なり、月曜日~木曜日は10:00~17:00、金曜日は10:00~19:00、土曜日・祝前日は9:00~19:00、日曜日・祝日は9:00~17:00である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000077499.html