生成AIで映画制作ができる時代へ「ALLIN STUDIO」2026年6月始動


生成AIが主軸の映画スタジオ「ALLIN STUDIO」が本格始動
オールイン株式会社は、2026年6月3日に生成AIを主軸とした企業向け映像制作スタジオ「ALLIN STUDIO(オールイン・スタジオ)」の本格始動を発表した。新藤兼人賞・銀賞を受賞した映画監督・佐近圭太郎が事業部長を務め、累計500社超の採用戦略・ブランディングを手がけてきた代表・前田優一とともに、企業の採用・PR・ブランディング映像を「広告」ではなく「作品」として制作する。
「1企業1映画」で解決する採用ミスマッチ課題
厚生労働省の調査によれば、新卒入社3年以内の離職率は33.8%で推移し、特にGW明けから6月にかけては「5月病」と呼ばれる早期離職の山場を迎える。背景には、求人広告や従来型の企業VPでは伝わらない「企業の人格」と、入社後の現実とのギャップが存在している。ALLIN STUDIOが掲げる「1企業1映画」は、すべての企業が内に宿す物語を一篇の映画として描き出すという哲学である。広告でもPRでもなく、「作品」として企業ブランドを再定義することで、求職者の感情と記憶に深く刻み、入社後のギャップを最小化することを目指す。
生成AIを「表現拡張の道具」として位置づける
ALLIN STUDIOは生成AIを「コスト削減の手段」ではなく、「物語表現の可能性を拡張する道具」として位置付ける。AI映像クリエイターは独自の作家性のもとで企業案件を「作品」として制作し、報酬は実写商業VPと同水準を基準に設計。生成クレジット費用は原則スタジオ側が負担する。個人クリエイターがクレジット費を自己負担し、再生成を諦めざるを得ない構造はAI制作の課題だったが、その負担をスタジオが引き受けることで表現の上限を引き上げ、作家性と経済的安定性の両方を備えた活躍の場を創出している。
パイロット作品で映画史とAIの融合を表現
ALLIN STUDIOは設立に先立ち、全編生成AIで制作した映画『Cinema Continues』を公開した。Runway Gen-3、Kling、ChatGPT Images 2.0、nano bananaなどの最新AIツールを駆使し、監督・脚本を佐近圭太郎が務める。リュミエールの『工場の出口』から、トーキー、色彩、ヌーヴェルヴァーグ、そしてAIによる映像生成まで、映画史130年の軌跡を動画生成AIで捉え直した91秒作品である。
人間とAIが対峙する対話劇『AI俳優オーディション』
第二のパイロット作品として短編『AI俳優オーディション|Ep01「この表情で合ってますか?」』を公開した。監督の問いに、AI俳優が答えていく作品。演じることと、感じること、その境界はどこにあるのかを問う対話劇である。問いかける監督役は実写、応答する俳優はAIによる生成であり、生身の人間とAIが同じ画面で対峙する構造そのものが、現在映像表現が直面している問いを重ねている。
異色タッグが構築する独自の制作エコシステム
HR経営の視点と映画監督としての作家性が結びつくことで、ALLIN STUDIOは「クライアントとの折衝・要件整理・修正対応はスタジオ側で完結し、クリエイターは作品制作に集中する」という独自の制作エコシステムを実現している。これは商業案件としての安定性と、クリエイターとしての作家性を両立させる、業界において前例の少ない試みである。
今後の展開と世界への発信
ALLIN STUDIOは2026年6月の本格始動以降、企業の採用・PR・ブランディング映像の受託制作を主軸に、AI・実写の2カテゴリでパートナークリエイターを継続的に募集する。並行してオリジナル映画制作も継続し、商業案件で蓄積した技術と作家性を相互還元する制作エコシステムを構築。海外映画祭への出品も視野に、企業ブランディング映画を世界へ届けるスタジオを目指す。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000039444.html