モスバーガーが貸し農園プロジェクト始動、東京板橋に市民農園オープン


都市農地不足に対応する「MOS FARM Tokyo 高島平農園」
株式会社モスフードサービスは、東京都板橋区の高島平緑地に市民農園「MOS FARM Tokyo 高島平農園」を2026年6月より開設する。都市部における農地活用モデルを実際に可視化する「テスト農園」として位置づけられ、将来的な都市型貸し農園・体験農園事業の可能性を検証する取り組みである。
都市部の市民農園ニーズは高い
都市部を中心に農地が長年にわたり減少傾向にある一方で、農家ではない一般市民がレジャーや食育を目的に利用する市民農園は増加傾向にある。農林水産省の市民農園開設状況調査によると、2025年3月時点で全国に4,273農園あり、面積は1,284haとなっている。関東・近畿・東海の3大都市圏だけで、全国の農園数の約80%を占めており、とくに関東圏が全体の50%を占めている状況だ。都市部で市民農園へのニーズが高い一方で、実際に貸し出される農園は不足しているのが現状である。
新規事業公募で採択された新たな試み
「モスの貸し農園プロジェクト」はモスフードサービスが社内で実施している新規事業創出プロジェクト「Challenging 01」で採択された企画だ。当社は創業以来、アントレプレナーシップの精神を大切にした事業展開を進めてきた。新型コロナウイルスの脅威にさらされた2021年4月に「Challenging 01」を開始し、2026年3月末時点で91件の新規事業企画が、多くの社員から出されている。
「食と農の循環モデル」を追求
本プロジェクトを通じて、モスフードサービスは「農」「食」「地域」をつなぐ新たな価値創出を目指している。将来的には、モスバーガー店舗、モスの協力農家、全国のモスファームなどとの連携も視野に入れ、「育てる」「食べる」「地域とつながる」を循環させる新たな仕組みづくりを目指す。具体的には、店舗で発生するカット野菜の端材などの野菜残さを活用した資源循環や、農園で育てた野菜や花を用いた店舗との取り組み、生産現場とお客様をつなぐ体験機会の創出などが挙げられている。
板橋区との連携で地域活性化を推進
モスフードサービスでは、モスバーガー創業の地である東京都板橋区と、2023年5月に『地域活性化等に関する包括連携協定』を締結している。今回、板橋区が進める緑地再整備のトライアル・サウンディングを活用し、高島平緑地の有効活用を進める形で、「MOS FARM Tokyo 高島平農園」が誕生した。区画貸しではない体験農園スペースなど、イベントに活用できる場所も設置される予定で、地域の方々に幅広くご利用いただくことによって、子育てや次世代育成につなげるための企画が展開される計画だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000587.000075449.html