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【長野県東御市】対話がうまれる展覧会vol.1 開催

東御市
色・いろ・形、わたしのカタチ展 ―後藤美月といっしょ!―


《ハートの唇》2014年

《ほねのさかな》2024年


《ツリーのいえ》2023年

『おなみだぽいぽい』ミシマ社 2017年




1 開催趣旨
 年齢、性別、国籍に至るまで多様な特性をもった他者が寄り集まり、ひとつの共同体を形成している現代社会。本展でとりあげるイラストレーター・後藤美月は、そのような時世を映し出すように、オリジナルの色紙やマスキングテープ等の素材を用いて、言語ではカテゴライズできない複数の形を組み合わせながらひとつの画面を構成します。
 価値観がより多様化した現代社会においては、異なる他者とのゆるやかな共生が求められると同時に、パーソナリティ=“わたしのカタチ”を相互に理解しあうことが重要となっており、その過程で対話は必要不可欠となってくるでしょう。そういった世相を背景に、東御市では令和5年度より市内全ての小中学校で、〈対話鑑賞〉の手法を用いたコミュニケーションの活動に取り組んでいます。

 さて、私たちは“となりにいる人”についてどれだけのことを知っているでしょう?好きな食べ物は?お気に入りの場所は?将来なにになりたいの?なにになりたかったの?…。本展では、その対話鑑賞をベースに「対話がうまれる展覧会 vol.1」として、子どもにとって一番身近な“となりにいる人”である、親子の対話時間の創出にアプローチします。
 色いろな形が、それぞれの良さを発揮するように組み合わさる彼女の作品から、親子がおしゃべりを通してお互いの“わたしのカタチ”について見つめなおせるきっかけができるのではないでしょうか。ゆるやかな親子のひとときをお楽しみください。

※対話鑑賞とは?
 美術作品がもつ歴史や技法などの固有の情報を読み取るのではなく、作品に対する見方や感じ方を対話を通して他者と共有し、お互いの考えを広げたり深めたりする鑑賞方法です。

2 会期
 令和7年4月12日(土)~6月8日(日)
 ※休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

3 入館料
 一般500円(団体400円)、中学生以下無料

4 会場
 東御市梅野記念絵画館 ふれあい館

5 主催
 東御市

6 助成
 一般社団法人地域創造

7 協力
 株式会社ミシマ社 
 東御市立図書館

8 展示の概要
(1) 色・いろ・形
 「これは何に見える?」、「なんでそう思ったの?」…後藤美月のイラストレーションの原画を展示します。描かれた様々な色や形に注目しながら、親子がお互いの見方や考え方を伝え合えるセクションです。「これはなんだろう?」といった〈問いかけのパネル〉の設置によって、親子の対話のきっかけとなるよう試みています。

(2) きもちのカタチ
 後藤美月の自作絵本『おなみだぽいぽい』の原画を鑑賞しながら、「この子はいま、どんな気持ちかな?」、「涙がでたとき、あなたならどうする?」といった〈問いかけのパネル〉を通じて、親子同士が自分の気持ちについて伝え合う、よりお互いのパーソナリティ=“わたしのカタチ”に迫っていくセクションです。

展覧会チラシ
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関連イベント
■みて!はなして!親子でおしゃべり鑑賞会
「何が見える?」「どうおもった?」自由にお話ししながら作品を見てみましょう!
 ◎日時 4 月19 日(土)、5 月3 日(土) 11:00~11:30
 ◎対象 中学生以下の子どもとその保護者
 ◎定員 各回10 名程度(予約不要)
 ◎料金 500 円(入館券購入のうえ参加)

■ワークショップ「つくろう!きもちちゃん、かたちちゃん」
あなたの “きもち” はどんな形?いろんな紙を切ったり貼ったりしてコラージュします。作家と一緒に、親子でオリジナルの作品を作ってみませんか?
 ◎日時 4 月27 日(日) 10:30~ / 13:30~
 ◎対象 小学2 年生以下の子どもとその保護者
 ◎定員 各5 組(要予約)
 ◎講師 後藤美月
 ◎料金 1 組500 円

■おはなし会-絵本が育む親子の対話-
「そもそも“対話”って?」「親子の対話時間を増やすには?」
3名のゲストを迎え、様々な視点から“親子の対話”にスポットをあててお話しします。
 ◎日時 5 月25 日(日)13:30~14:30
 ◎対象 どなたでも
 ◎定員 20 名程度(要予約)
 ◎料金 無料
 ◎パネリスト
-後藤美月
-西川俊充:株式会社エンブックス代表/編集長。大学卒業後、一般財団法人日本気象協会にデザイナーとして入社し、4年半の勤務を経てイタリア・フィレンツェに美術留学。帰国後、株式会社 リクルートに入社し結婚情報誌「ゼクシィ」の編集者に。2008年より絵本関連会社に移り、JBBY(日本国際児童図書評議会)協力の下、児童文学の機関誌「ブックバード」日本版を創刊。現在は“絵本を通じて「親子の時間をつくる」こと”をビジョンに掲げ、子ども向け絵本の出版を行う。
-宮下聡:前東御市立和小学校長。2007年に梅野記念絵画館で行われた対話鑑賞研修会に参加して以降、様々な学校現場において対話鑑賞を実践。令和5年度から東御市内小中学校で行う対話鑑賞活動にも、アドバイザーとして関わる。

■展示室で!こどものおしゃべり鑑賞会
上記イベント開催中、展示室ではこどもだけの鑑賞会を開催!
気になる作品をみんなでおしゃべりしながら見てみよう!
 ◎日時 5 月25 日(日) 13:30~14:30


お問い合わせ 東御市梅野記念絵画館・ふれあい館
〒389-0406 東御市八重原935-1
TEL0268-61-6161  fax0268-61-6162  Email:umenokinen@ueda.ne.jp

 〇展示内容について 学芸員 小沢 和実(おざわ なごみ)
 〇広報・取材・画像提供等について 小沢 和実(おざわ なごみ)
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