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古代オリエント博物館 2025年度 夏の特別展「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」/「古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」

株式会社サンシャインシティ
7月12日(土)~9月7日(日)同時開催

 サンシャインシティ(東京・池袋)にある古代オリエント博物館(館長:津村 眞輝子)は、2025年度夏の特別展として、「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」と「古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」を7月12日(土)~9月7日(日)の期間、同時開催いたします。



▼▽本リリースのPDFはこちらよりダウンロードできます▽▼
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 メイン展示となる「THE ANCIENT GLASS」では、4000年以上前に古代メソポタミアで誕生したガラスが、いかにして世界各地に広がり、独自の発展を遂げたかを「古代地中海世界」「古代オリエント世界」「東アジア世界」の三つの軌跡で辿ります。MIHO MUSEUM、平山郁夫シルクロード美術館、東京大学総合研究博物館などから借用した187件257点の貴重な考古・美術資料を通じて、古の職人たちが生み出した技術革新の結晶をご紹介します。
 「子どもミュージアム」では、古代オリエント博物館の館蔵品を用いて、古代オリエント世界の魅力をわかりやすく紹介します。小中学生でも楽しみながら学べるよう、「暮らし」や「文字」、「神様」といった子どもにも馴染みやすく理解しやすいテーマを設定し、ワークシートを用いて展示品を観察できるようにしたり、古代の道具や技術を実際に体験できるコーナーを設置したりするほか、子ども向けのナイトツアー(展示解説)や体験講座も開催するので、夏休みの自由研究にも最適です。
 展示以外にも、講演会やワークショップ、豊島区との連携イベントなどを予定しています。

◆開催概要

博物館内を二分し、2つのテーマの特別展を同時開催します。博物館入館料で両特別展をお楽しみいただけます。
1.THE ANCIENT GLASS ~古代ガラスの3つの軌跡~
 https://aom-tokyo.com/exhibition/250712glass.html

2.古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム
 https://aom-tokyo.com/exhibition/250712_children.html
日時:7月12日(土)~9月7日(日) 10:00~17:00 (最終入館16:30)
入館料:一般1,200円 大・高生600円 中・小生300円 ※団体割引・障害者割引あり
後援:豊島区、豊島区教育委員会
特別協力:サンシャインシティ



古代オリエント博物館 主任研究員 千本 真生(せんもと まさお)
■「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」担当のコメント私たちの身のまわりにあって、今では当たり前の存在になっているガラスは、実は4000年以上前の古代メソポタミアで作られ始めました。世界中に広まった古代ガラスの製法には、現代の技術をもってしてもなお解明されていないことが残されているようです。
本展を通して、古代の職人の卓越した技巧とガラスという素材の奥深い魅力に触れていただければと思います。





古代オリエント博物館 教育普及員 高見 妙(たかみ たえ)
■「古代オリエントを楽しむ!子どもミュージアム」担当のコメント昨年度に引き続き子どもミュージアム展第3弾を開催いたします。展示室内には触って体験する「ハンズ・オンコーナー」が盛りだくさん!
また、新たに開発した教材「古代メソポタミアの都市を作ろう」を初出展します。どなたでも楽しく学べる展示となるよう工夫を凝らして準備していますので、この夏は古代オリエント博物館にぜひ足をお運びください。




◆「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」 展示内容

第1章 いにしえのきらめき ガラスの誕生
4000年以上前の古代メソポタミアで発明されたと言われる古代ガラス。試行錯誤を繰り返して作られた初期のガラス製品を紹介します。

青色星文ペンダント(北メソポタミア 前16ー前13世紀)

青色同心円文ビーズの首飾り(イラン(デーラマン、ガレクティI号丘5号墓)鉄器時代IV期(アケメネス朝ペルシア) 前6世紀)

第2章 宝物のきらめき 高価で贅沢な素材
古代ガラスは大変高価で、権力の象徴でもありました。他の素材とは異なる華美な造形表現を可能にし、王侯貴族の生活を彩った古代ガラスを紹介します。

円形切子装飾碗(イラン サーサーン朝ペルシア 5ー7世紀)

花文モザイク板(エジプト 前3ー後1世紀)

第3章 シルクロードのきらめき ガラス技法の画期的発明
吹きガラス技法が発明されたおかげで、それまでの方法より効率的にガラスの大量生産が可能になりました。シルクロードを通じて普及した吹きガラス技法で作られた多様な古代ガラスを紹介します。

押し型(条線と亀甲)文坏(イラン 3ー4世紀)

青色マーブル文長頸瓶(東地中海地域 1世))

第4章 東アジアの瑠璃のきらめき
西アジアから中国にガラスが伝わると、中国独自の美意識と西方の新しい技術が融合し、西方にはみられない新しいガラス製品が作られ始めました。西方とは異なる中国の古代ガラスを紹介します。

白胎方形瑠璃珠中国 戦国時代 前5ー前3世紀)

細粒文瑠璃坏(中国 漢王朝 前3ー後3世紀)


「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」オリジナルグッズ

本特別展の開催にあわせ、館内のミュージアムショップでは、本展図録に加え、オリジナルグッズを新たに展開いたします。
1~3世紀のガラス製ピンをモチーフにしたガラスペン(制作:たちばな硝子工房)は、本展にあわせた新商品。
そのほかにも、古代のビーズ玉や装身具に着想を得たクリアファイルやアクセサリーなど、多彩な関連商品をご用意します。

「THE ANCIENT GLASS 古代ガラスの3つの軌跡」展図録 2,500円

オリジナルガラスペン 20,900円


「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」 その他の関連イベント

●講演会
本特別展にあわせて、サンシャインシティ内の会議室にて2種類の講演会を開催いたします。
※いずれも事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブサイトをご覧ください

1.「古代ガラス技術の発展と拡散」
講師:宮下佐江子先生(国士舘大学イラク古代文化研究所)
日時:7月21日(月・祝) 13:30~15:00
料金:500円(友の会員)/ 1,000円(一般)

2.「古代ガラスーそれは宝石だった」
講師:東容子先生(MIHO MUSEUM)
日時:8月30日(土) 13:30~15:00
料金:500円(友の会員)/ 1,000円(一般)
●月いち!オリ博オンライン講座
月に一度、原則として第3週水曜日に配信する「月いち!オリ博オンライン講座」。
7月・8月の開催分は本特別展にあわせて、以下のテーマで開催します。
※いずれも事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブサイトをご覧ください

7月 「古代地中海世界の金箔ガラス」
講師:藤井慈子先生(ヘレニズム~ローマ・ガラス研究家)
配信:7月16日(水)より 一週間
料金:無料(友の会員)/ 500円(一般)

8月 「ガラスが語るシルクロードの東西交流」
講師:小寺智津子先生(駒澤大学・国士舘大学非常勤講師)
配信:8月20日(水)より 一週間
料金:無料(友の会員)/ 500円(一般)

●大人向けワークショップ「はじめてのミクロモザイク製作」
1~2mm程の色とりどりのガラスをピンセットで並べてつくるアクサセリー。
やり直しができる、緻密なパズルのような感覚です。
そのままお持ち帰りいただき、1~2週間自然乾燥して出来上がりです。
※事前申込制。申込方法や料金等の詳細はウェブサイトをご覧ください

日時:8月9日(土) 13:30~15:00
場所:サンシャインシティ内会議室
講師:なかの雅章先生、中野とっと先生(いずれも海津屋)



緻密なガラスのアクセサリー「ミクロモザイク」


●視覚障害者のための展示解説ツアー
目の見えない方、見えにくい方に向けた展示解説ツアーです。
※事前申込制。申込方法や講演内容の詳細はウェブサイトをご覧ください
日時:8月23日(土) 13:30~ ※1時間程度
料金:無料(入館料のみで参加可能)





●ギャラリートーク
特別展の見どころを、担当研究員が解説します。
日時:7月12日(土)・20日(日)・26日(土)・8月2日(土)・10日(日)・17日(土)・24(日)・9月7日(日)
   ※いずれも14:00~ (30分程度)
料金:無料(入館料のみで参加可能)







「古代オリエントを楽しむ!子どもミュージアム」 展示内容

●「子ども解説パネル」の展示
 子どもミュージアム展キャラクターの「おりえちゃん」「えん太くんが、各セクションの展示内容をかみ砕いてご紹介。世界史を学んでいない小中学生や古代オリエントの歴史文化をこれから学びたいという大人の方々に向けて、親しみやすくわかりやすい解説パネルを設置します。



解説パネル例(画像は昨年のもの)

●ハンズ・オン体験コーナー ※会期中毎日開催
1.石器をさわってみよう!
博物館所蔵の実物の石器をさわって、形状や質感を確かめたり、石器の割れ方などを観察したりしてみましょう。





2.古代のハンコを押してみよう!
古代メソポタミアや古代インダスのハンコ(印章)を粘土に押して、どんな図像が浮かびあがるか観察してみましょう。





●古代文字体験コーナー
焼いて固まるオーブン粘土を使ってとんぼ玉制作の過程を体験できます。粘土に模様のパーツを埋め込むだけで、どなたでも簡単に自分だけのデザインのトンボ玉を制作でき、完成品はお持ち帰りいただけます。
日時:8月1日(金)~31日(日) 10:30~16:30
※所要時間15分程度
料金:200円





●古代メソポタミアの都市をつくってみよう!
古代オリエント博物館開発の古代メソポタミア都市キットが博物館初登場!
ブロック状の模型を配置して、古代メソポタミアの都市を再現してみましょう。


日時:8月1日(金)~31日(日) 10:30~16:30
※所要時間15分程度



●子ども向け展示解説「オリ博・ミステリーナイトツアー」
夜間特別イベント!展示品にまつわるナゾを解き明かしながら夕方の博物館を探検しましょう。
※事前申込制。申込方法等の詳細はウェブサイトをご覧ください
日時:8月16日(日) 17:30~
対象:小学生
料金:無料 (入館料のみ)
●子どものオリ博体験講座「ガラスの型のひみつ」
古代から続く型を使ったガラスづくりの技術を探ってから、身近な材料と道具を使って、型を使ったガラスの作品づくりに挑戦。完成品はお持ち帰りいただけます。
※事前申込制。申込方法等の詳細はウェブサイトをご覧ください
日時:8月3日(日) 13:30~
料金:500円
講師:津村眞輝子、高見妙(古代オリエント博物館)

●としまミュージアムラリー2025

豊島区内にあるミュージアム15施設が参加するスタンプラリーを開催。
スタンプを集めるとミュージアムの思い出を記録するノート「ミュージアムダイアリー」や、としまミュージアムラリーオリジナルグッズがもらえます。

ミュージアムダイアリー
期間:8月1日(木)~12月24日(水)予定



▼▽本リリースのPDFはこちらよりダウンロードできます▽▼
d20364-1010-5682bd8147b1de25199e61e0aceb1459.pdf■古代オリエント博物館 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ 文化会館ビル7階
営業時間:10:00~17:00 (最終入場は16:30)
特徴:文明発祥の地といわれる西アジア・エジプト地域の古代文明を紹介する目的で、1978年、我が国最初の古代オリエント地域専門の博物館として開館。西アジア、エジプト地域を中心として、旧石器時代からサーサーン朝時代までの資料約5,000点、及びシリア出土品を多数収蔵する。
問合せ先:古代オリエント博物館 03-3989-3491 https://aom-tokyo.com/

※状況により、内容・スケジュールが変更になる場合がございます。
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