集え! デザイナーの卵たちよ。挑戦しておきたいデザインコンペ9選
製品デザインやパッケージ、販促ポスターなど、さまざまなところで活躍するグラフィックデザイナー。将来デザイナーになりたい人が夢に近づくため、またデザイナーとして箔をつけるためには、コンペで入賞することがいちばんの近道です。
そこで今回は、“大御所級”有名デザイン系コンテストを9つ、集めてみました。なかにはレベルが高いものもありますが、入賞できれば憧れのデザイナーに近づけるかも! 広告デザイン、プロダクトデザイン、空間デザイン……得意なジャンルで応募して、デザイナーとしてのステップアップを狙ってみてくださいね。
※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。
広告業界の未来を創るのはあなた 朝日広告賞
1952年の設立から多くのクリエーターを輩出してきたことで知られる、朝日新聞社主催の広告賞です。2022年度からは、動画やAR、SNSなどのデジタルツールと新聞広告を連携させた「デジタル連携の部」が新設されました。プロ、アマチュア問わず、個人でも集団でも応募可能。「学生奨励賞」もあるので高校生や大学生も、挑戦してみて。
デザインとは、コミュニケーションだ。 毎日広告デザイン賞
新聞社が主催する広告賞のなかで、最も歴史ある賞がこちら。ネームバリューという点でも、広告デザイナーなら、一度はチャレンジしておきたい賞です。近年では、学生からの応募が増えて将来有望なクリエイターたちがしのぎを削っているそう。“デザイン=コミュニケーション”を踏まえて、新聞広告のこれからをあなたなりに考えるところから始めてみては?
デザイン
毎日広告デザイン賞
協賛広告主の課題にもとづいた新聞広告を制作してください。既成概念にとらわれない新鮮な発想と、すぐれた感覚の作品を期待します。
例年1月頃締切
経済産業大臣賞状・賞牌・賞金100万円
いつの時代も、必要とされる「しるし」 シヤチハタニュープロダクションデザインコンペ
ハンコやスタンプでおなじみのシヤチハタ株式会社が、「しるし」をテーマに開催するプロダクトデザインコンペ。2008年以降一時休止していましたが、10年の年月を経て2018年開催の第11回目から再開しました。グランプリを逃しても、商品化された入賞作品は多数。あなたのデザインも商品化されるかも? プロダクト、グラフィック、インタフェースの巨匠デザイナーに審査してもらえる点も魅力的ですね。
デザイン
第16回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション
テーマに沿った「しるし」が持つ可能性を広げるプロダクトもしくは、仕組みをご提案ください。
2023年5月31日(水)締切
賞金300万円
赤いGマークが目印! GOOD DESIGN AWARD
有形無形問わず、あらゆるデザインを総合的に評価する、日本で唯一のデザイン賞。単に造形の美しさだけでなく、使いやすさや新技術や新素材を使うなどの工夫、社会への貢献なども審査対象となります。企業が受賞しているイメージが強い本賞ですが、個人でも応募OK。審査料もハードルも高めですが、応募へ向けてのサポートもたくさんあるので諦めないで。
デザイン
2023年度グッドデザイン賞
2024年3月31日までに、ユーザーが購入または利用できる「もの」「こと」を募集。2023年10月5日の受賞発表日に公表できるものとします。
2023年5月24日(水)締切
グッドデザイン大賞ほか
世界へ羽ばたく、若きデザイナーを応援 TOKYO MIDTOWN AWARD デザインコンペ
「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」をテーマに街づくりを行う東京ミッドタウン主催の賞です。応募資格が39歳以下という点からもわかるように、本賞は若手デザイナーの発掘に力を入れています。盆栽型バルーンや飲み物を注ぐと富士山ができあがるグラスなど、実際に商品化されている受賞作も! 同主催のアートコンペは応募期間が違うので気をつけて。
“カドケシ”の原型は本賞の佳作にあった! KOKUYO DESIGN AWARD
世界中から作品が集まる、国際的なプロダクトデザインコンペ。コクヨといえば文具のイメージがありますが、募集しているのは文具をはじめ家具・道具全般のデザインです。審査ポイントのうち特に重視したいのは、“社会課題に対する解決の提案が含まれているかどうか”という点。現代社会への問題提起を含むテーマをかみ砕き、人を前向きにするデザインを!
あの広告も、このCMも受賞作 ADC賞
東京アートディレクターズクラブ主催の、日本でも権威ある賞。ポスターや新聞・雑誌広告、環境空間、コマーシャルフィルムなどジャンルごとに分類し、全11部門で作品を募集しています。基本的には開催前年度に日本国内で発表、使用された作品が対象ですが、一部の部門では海外で発表したものもOKですよ。「どの部門に該当するか分からない作品は、事前に問い合わせを」とのこと。
デザイン
ART DIRECTION JAPAN
年鑑『ART DIRECTION JAPAN/日本のアートディレクション』(旧称:ADC年鑑)掲載作品を募集しています。
例年6月頃締切
トロフィー・50万円
文房具好きならではの視点を生かして サンスター文具 文房具アイデアコンテスト
文房具に興味がある人にはぜひ挑戦してほしいデザインコンペです。第28回からは6月から募集開始となり、学生がより応募しやすくなりました。プロ・アマ、年齢問わずアイデアを募っているので、経験面などで自信がない人も恐れずに応募を。細かいことは考えず「どんな文房具があったら楽しいかな?」と、使う人がワクワクするような文具を考えて!
カッティングシートの可能性は無限大! CS Design award
カッティングシート(CS)などの装飾用シートを使用した作品のデザインを競う賞です。多色で軽く、透明やメタリック、質感などもさまざまなCS。サインデザインにはおなじみのアイテムの特徴を、作品にどう生かすかが腕のみせどころです。学生部門もあるので、高校生も臆せずチャレンジを。2年に1度の開催なので、開催年は必ずチェックしてくださいね。
デザイン
CS Design award
一般部門・学生部門の2部門で、カッティングシートを使用した作品を募集します。
一般部門仮登録締切=2023年11月30日(木)
一般:賞金100万円/学生:賞金15万円