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ステルス文学賞 有名文学賞の陰に隠れた掘り出し物⁉

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公募文学賞には、プロの登竜門と言われる有名文学賞が数多くあります。純文学系で言えば、文藝春秋の文學界新人賞、新潮社の新潮新人賞、エンターテインメント小説なら、集英社の小説すばる新人賞、講談社の小説現代長編新人賞などです。

 

今回はそんなメジャーどころの影に隠れて開催されている、知る人ぞ知る文学賞……名付けて“ステルス文学賞”をご紹介。マイナーだけれど歴史があったり、有名作家を輩出していたり……小規模だけれど、魅力あふれる賞を11件集めてみました。

 

なかには始まったばかりで、まだあまり知られていない賞も。年1回開催の賞など、ちょうど今年の募集が終わったばかりのものもありますが、次回に向けて構想を練るのも◎。「こんな公募もあるのか!」「これなら書けそうかも!」と思ったら、ぜひ応募を検討してみてくださいね。


※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。

2ヵ月に1回募集、地力をつけてノベル大賞へステップ! 集英社オレンジ文庫 短編小説新人賞

集英社のライト文芸レーベル「集英社オレンジ文庫」が主催する新人賞。規定枚数が400字詰原稿用紙25から30枚なので、ビギナーの力試しにぴったりです。審査員は『これは経費で落ちません!』シリーズの青木祐子さん。同レーベルから文庫デビュー確約のノベル大賞もアリ。募集は隔月、「コバルト」時代から第229回を数える老舗短編文学賞。

面白ければ、即双葉文庫から刊行! 双葉文庫ルーキー大賞

ミステリーやエンタメ、時代小説を随時募集している、双葉社主催の賞。紙媒体及び電子、オンデマンドで刊行されていない作品であれば、小説投稿サイトに掲載した作品もOKですよ。受賞した場合は、応募から6ヶ月以内に編集部から連絡があるそう。ドキドキしながら結果を待ちましょう!

第三の新人の一人、小島信夫を顕彰した賞 小島信夫文学賞

岐阜県を代表する小説家・評論家、小島信夫の名を冠した新人賞。小島信夫は、芥川賞を受賞した『アメリカンスクール』や谷崎潤一郎賞を受賞した『抱擁家族』などで知られている作家です。未発表原稿に加え、過去2年間に刊行された同人誌発表の作品も応募OK。HPには各回入賞作品の講評が掲載されているので、ぜひチェックしてみて。2年に1回開催です。

『三田文学』『早稲田文学』と並ぶ老舗の文芸雑誌 江古田文学賞

日本大学芸術学部文芸学科発刊『江古田文学』への掲載作品を募集する文学賞です。清新のある小説・文芸批評を募集しています。高校生部門も設けられており、こちらでは詩や短歌、俳句など文芸作品であれば応募OKですよ。また高校生部門で小説などを応募する場合の規定枚数は、400字詰原稿用紙10枚程度。これを機に短編に挑戦してみるのもいいかも。

サブタイトルは「児童文学の冒険」 「飛ぶ教室」作品募集

光村図書出版の児童文学総合誌「飛ぶ教室」に掲載する作品を募集しています。雑誌の名前は、ドイツの児童文学者エーリッヒ・ケストナーの名作から。江國香織さんや梨木香歩さん、内田麟太郎さんといった有名作家を数多く輩出している児童文学誌ですが、童話だけでなく、ヤングアダルト世代を対象にした短編小説も募集していますよ!

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