プロが審査! 川柳公募 ~ちょっと本気で挑戦編~(2/2)
※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。
新聞にも川柳の場が 朝日川柳
俳句や短歌は「新聞俳壇」「新聞歌壇」と呼ばれる投稿欄があります。歴史もあり、読者も応募者も多く、現在活躍中の俳人・歌人も新聞投稿欄への応募を経験した人がたくさんいます。ただ「新聞柳壇」は新聞によってあったりなかったりするようです。こちらの朝日新聞の「朝日川柳」は、全国版の新聞なので購入しやすく、デジタル版からも採用が確認できます。現在の選者は川柳家の山丘春朗さん、西木空人さん、柴門蔵人さん。
言葉を磨き、言葉で遊ぼう 仲畑流万能川柳
こちらは毎日新聞の川柳コーナー。サントリーやTOTO、ソニーなどのCMを手掛けたコピーライター・仲畑貴志さんが選者です。「新聞柳壇のなかでは投句数が最も多い」という話も。これまで、投稿者同士の親睦を目的とした交流誌がつくられたり、全国各地で交流会が開かれたりと、紙面以外のイベントなども期待できそうです。毎日18句がオンライン上でも掲載されます。
仲畑さんの弟子、降臨 タケシの万能川柳
こちらは、前述の仲畑貴志さんの「仲畑流万能川柳」の投稿で活躍した、水野タケシさんが選者を務める公募です。2013年3月になんと入選1000句を達成。その後は文化センターで川柳講座を開講しています。公募を経てプロになった選者なので、投稿者の気持ちもきっとわかってくれるはず。神奈川県相模原市のタウンニュースのコーナーですが、WEBからもひとことコメントつきの入選作品を閲覧できます。
プロのオタクの眼光は鋭い あなたが選ぶオタク川柳大賞
最後はとにかく応募が多く、とにかく注目度の高いこちらの公募。毎年SNSを賑わせ、ニュースにも取り上げられるほど話題になります。これまでの入選作品は書籍化、CD化もされました。身の回りのオタクのことや、自分自身のオタクネタ、オタク的流行を詠んだ川柳を募集。上位20句から一般投票で入賞を決定するので、プロのオタクたちの厳しい目に勝てる川柳で、圧倒的優勝をするのですゾ!
応募したい公募はありましたか? 魅力的な川柳公募は隠れたところにあるかもしれません。
これからもKouboの検索や、季刊「公募ガイド」で、ご自身にぴったりな川柳公募を探してみてくださいね!