カキダシフォトコン 第6回「ある寒い日のこと」結果発表
「140字の物語」でおなじみの神田澪が出すお題にそって写真を募集するという、
小説×写真の新感覚フォトコン!
お題は小説の書き出し一行目。一文から物語を自分なりに考え、その物語を予感させるような一枚を撮影してください。
140字の"超短編"小説制作者。作家・作詞家。著書は「真夜中のウラノメトリア」「最後は会ってさよならをしよう」「私達は、月が綺麗だねと囁き合うことさえできない」など。
最優秀賞
photo by 点々
■STORY /欠けてはいけないもの 甘くないコーラがないように大根のないおでんなんてない じっくり炊きながら 冷たくなった体で帰ってくるあの子を待とう
優秀賞
photo by 朔夜
■STORY /上京して8年。夢をあきらめて地元に帰り、海へ向かう。海から流れてくる冷たい風が、体に入り、肺がキュッとなる。真っ白な綺麗な雪の上の誰かの足跡をそのままなぞり海辺に近づく。人影がひとつ。その人は、、、
photo by チビコマ
■STORY /今日は一段と寒い。施設自慢の噴水も凍ってしまっている。しばらく眺めていると、遠くから「お水がでません!」と声が聞こえてくる。今日も忙しくなりそうだ。
佳作
■STORY /カナダの地平線。雪の白と空の青がキレイで見とれてしまう。こんな景色を見るといつも、「カナダが好きだな」と思う。広大で寒いのに、人との心の距離は近くて、温かい人が多いから。
■STORY /寒い日に誰かを待っている瞬間。寒いし、指先も冷えてて辛いけど相手が来た時を想像すると幸せ。そんな瞬間
■STORY /7回くべても燃えないという、ナナカマド。カラスもついばまないというナナカマド。嫌われてもいい、しぶとく生き延びて、次の世紀に子孫を残そうぜ!
■STORY /クリスマスシーズンの横浜。壁をよじ登ったり、重たそうな白い袋を持ち上げたり、街のあちこちでサンタ人形が奮闘中でした。モーニングに入ったカフェの窓の外には、哀愁漂う後ろ姿が。きっとあたたかい笑顔を浮かべていると思うけど「お疲れさまです!」と声をかけたくなる背中でした。
■STORY /珍しく雪が積もった朝だった。通学路を行く小学生が、はしゃいで通り過ぎる。太陽が出ていい天気だ。列の中に、あの子もいた。今日中には溶けてなくなる雪を踏みしめて歩く私の前の信号は、赤。小学生達も歩みを止めた。数日後の雨の日、消えてしまったあの子は、この時確かに存在していたんだ。
■STORY /冬の日の入りは早く、冷える前に雨戸を閉めようと思ったら、誰もいないはずの部屋から音がする。「だれもいないよ?」とくすくす笑う声、障子に映る子どもの影法師。陽が完全に落ちるまでのひと時、いないはずのその子どもと不思議な交流をする。
■STORY /ある寒い雪の朝、里山の田畑が続く一本道、動物たちの足跡が雪道に残り、仲間と?それとも子連れ?捕食?夜な夜な繰り広げられる動物たちの生活の一端を連想する。
今回のテーマは「ある寒い日のこと」。見ているだけで冷たい風が頬を撫でるのを感じるような、冬の一瞬を切り取った写真が多く集まりました。寒い冬の写真でも、シチュエーションは実にさまざま。写真を見ながら「この後、どうなったんだろう?」とぜひ一緒に想像してみてください。
■第7回
「子どもの頃に戻れたら」
お題の書き出し一行からインスピレーションを受けた写真を応募してください。思い出の場所や景色などを自由に想像して1枚におさめてください。被写体の有無は問いません。
■第7回 1/5~1/31
WEBまたはTwitterで応募。
※WEBの場合
● 写真
● どんなストーリーを想像して撮ったか(140文字以内)
以上、二つをセットで応募してください。
※Twitterの場合
● 公募ガイド公式アカウント「@kouboguide」をフォローしてください。
● ハッシュタグ「#カキダシフォトコン」「#子どもの頃に戻れたら」をつけ、画像をツイートしてください。また、そのツイートにリプライするかたちで「どんなストーリーを想像して撮ったか」を投稿してください。
・応募は撮影者本人に限ります。複数名での応募は不可です。
・過度に画像加工した作品(実在のものを消したり、ないものを描いたり過度に色を変えたもの)は失格とします。トリミング、自然な濃度や色味の調整などはこれに該当しません。
・人物が写り込んでいるものは、個人を特定できないものに限ります。
・作品は未発表オリジナル作品とし、採用作品の著作権は公募ガイド社に帰属。 応募者に弊社から公募に関する情報をお知らせする場合があります。
■第7回
2/15 Koubo上で発表します。
最優秀賞(1点)
=神田澪が小説化、Amazonギフト券3000円分
優秀賞(2点)
=神田澪が小説化、Amazonギフト券1000円分
佳作(7点)
=記念品
WEB応募は上記「お題」のところに記載の「応募はこちら」から応募してください。
Twitterはご自分のアカウントからつぶやいてください。
※応募は1回につき1点とし、何点でも応募可。
神田澪が
写真からインスピレーションを受け、
140字の小説を紡いでくれる!