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せきしろの自由律俳句 第83回「箱」結果発表

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せきしろ自由律
結果発表
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【自由律俳句とは】

自由律俳句は定型ではなく、自分のリズムで詠む俳句です。

「俳句にしたい!」と感じた情景を句にしてください。(せきしろ)

 

結果発表

第83回 課題: 箱

 

せきしろの一句

玉葱の段ボール箱に故郷の名前

 

最優秀賞

朽ちた巣箱のぞき込むのは西日

( 大阪府 フルカワ 32歳)

古ぼけた巣箱を見つける。眺めていても鳥の出入りはない。中をわざわざ覗き込もうとするには高すぎる。結局覗き込めるのは西日だけなのである。

 

 

優秀賞

上履き冷たくなっている下駄箱

( 岐阜県 次元 32歳)

たしかに下駄箱の中にある靴は冷たくなっているだろうが、「冷たくなっている」と意識したことはなかった。句にしてくれたおかげで気づくこともある。感謝だ。

 

 

黄色い牛乳箱のある空き家

( 千葉県 xissa 58歳)

家は人を待ち続ける。牛乳箱は牛乳を待ち続ける。しかしたぶんもうどちらも来ない。かつては色んな牛乳箱があっただろうが、確かに黄色のイメージが強い。

 

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