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せきしろの自由律俳句 第85回「楽器」結果発表

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せきしろ自由律
結果発表
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【自由律俳句とは】

自由律俳句は定型ではなく、自分のリズムで詠む俳句です。

「俳句にしたい!」と感じた情景を句にしてください。(せきしろ)

 

結果発表

第85回 課題: 楽器

 

せきしろの一句

廊下が軋む卒業生たちの楽器である

 

最優秀賞

和太鼓をやめた兄の進路

( 大阪府 反時計 24歳)

お兄さんがどれくらい和太鼓に打ち込み、どれくらい和太鼓を練習して、どれくらい和太鼓に懸けていたのかは知る由もないが、これからの人生に幸が溢れるほどあることを祈ってしまう俳句である。

 

 

優秀賞

楽器をやらない方の青春

( 埼玉県 さっちも 52歳)

青春時代の大きな選択と言えば、部活をやるかやらないか、告白するかしないか、勉強するかしないか、などがあるが、楽器をやるかやらないかも大きな分岐点にまる。私は「楽器をやってすぐ諦めた青春」である。

 

 

母さんの声と重なる豆腐屋の喇叭

( 北海道 散歩 71歳)

今では珍しい光景なのかもしれないが、昔は夕方になるといつも豆腐を売りに来る人のラッパの音を聞いたものだ。今でもあのラッパの音を聞くと当時を容易に思い出すことができ、豆腐のおつかいを私に頼む母親の声も聞こえる。

 

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