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憧れの商業出版へ! 書籍化を確約している文学賞 PART 2

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続いて、ミステリー、ライト文芸、ライトノベルのうち、出版を確約している文学賞をピックアップ!

ライト文芸、ライトノベルなど母体が文庫レーベルの賞は出版化も文庫になります。

ミステリーでもホラーでも高度のエンタメを! 横溝正史ミステリ&ホラー大賞

当初は「横溝正史賞」のタイトルだったが、鈴木光司『リング』が最終選考で「これはミステリーか」と議論となり、受賞には至らなかったことを契機に「横溝正史ミステリ大賞」と改称。ホラーについては別途、「日本ホラー大賞」という受け皿を創設したが、時代を経るごとにミステリーとホラーの境界が曖昧になり、「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」として統合された。出版化については「受賞作品は株式会社KADOKAWAより単行本として刊行されます」とある。

目指せ!第二のアガサ・クリスティー アガサ・クリスティー賞

アガサ・クリスティーの小説を出版してきた早川書房だからこそ、アガサ・クリスティーの名を冠することができたという賞。本格ミステリをはじめ、冒険小説、スパイ小説、サスペンスなど、クリスティーの伝統を現代に受け継ぎ、発展、進化させる総合的なミステリーを対象としている。出版化については「受賞作は早川書房より単行本として刊行される。出版権(文庫化及び電子書籍化を含む)ならびに雑誌掲載権は主催者に帰属し、出版に際しては規定の使用料が支払われる」と明記されている。

過去には公募ガイド読者も受賞 日本ミステリー文学大賞新人賞

日本ミステリー文学大賞の新人賞部門。広義のミステリーを募集している。“広義の”だから本格推理のようなトリックはなくてもよいが、高度のエンターテインメントである必要はある。『ロスト・ケア』の葉真中顕、『インソムニア』の辻寛之を発掘し、今や老舗ミステリー文学賞の一つになりつつある。出版については「受賞作は光文社より刊行されます」とある。

講談社、光文社、原書房が交代で出版を担当 島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞

最終選考は本格推理の島田荘司一人が行う。地方の賞には珍しく長編ミステリーで、「中央の賞に一度落選した作であっても、よく改善されていれば歓迎します」とのこと。対象はやはり本格推理。出版化については「受賞作品は協力出版社によって即時出版されるもの」とあり、協力出版社とは「講談社、光文社、原書房が1年ずつ順に出版を担当」とある。応募資格には「選者の指導のもと、作品を推敲することがあります」とあり、ファンにはむしろ特典とも思える。

幅広く楽しめるエンターテインメント作品を 集英社 ノベル大賞

集英社のライト文芸レーベル、オレンジ文庫が母体となっている賞。前身はコバルト・ノベル大賞。表紙がイラストで、文庫で発売されるところはライトノベルと同じだが、男の子向けというわけではなく、文学とライトノベルの中間ぐらいの位置づけ。オレンジ文庫は20代、30代の女性がキュンキュンするような内容が多い。出版化は単行本ではなく「受賞作を加筆修正、または新作での文庫デビューを確約いたします」と書かれている。
小説・シナリオ
集英社 2025年 ノベル大賞
集英社では、 2025年の「ノベル大賞」を実施。
2025年01月10日(金) 締切
大賞/賞金300万円

ストーリーとキャラクターの両輪が揃ったキャラ文を! 角川文庫キャラクター小説大賞

面白い物語と魅力的なキャラクターを兼ねそなえた小説を募集。一般文芸レーベル「角川文庫」の中で魅力的なキャラクターが活躍するエンタメ小説を送り出してきた角川文庫キャラクター文芸編集部による新人賞。出版化については「大賞受賞作品はKADOKAWAより出版される予定です。大賞以外の受賞作品も、弊社より書籍として出版されることがあります」とある。母体が文庫なので、この書籍は文庫と思われる。

最終選考に残ると担当編集がつく! 電撃小説大賞

ライトノベルでもっとも人気があり、規模も大きい小説賞。出版化については「受賞作は、電撃文庫などから必ず出版されます。賞も大賞、金賞、銀賞のほか、メディアワークス文庫からの刊行を前提にしたメディアワークス文庫賞、電撃の新文芸からの刊行を前提にした電撃の新文芸賞が設けられており」とあり、多くの可能性がある。過去には三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』の読者層がライトノベル読者よりやや高めということでメディアワークス文庫から出版、大ヒットとなったという例もあり、幅広いジャンルを受け入れている。

レーベル名は公募で決まった! スニーカー大賞

『涼宮ハルヒの憂鬱』をはじめとした多くのヒットタイトルを誕生させたスニーカー文庫が母体。10代の読者を対象とした、あなたにしか書けないエンターテインメント作品を募集している。出版化については「受賞作品は角川スニーカー文庫より、書籍として出版予定。コミカライズ確約については、株式会社KADOKAWAが選定した作家により、漫画作品としてコミカライズしたうえで、弊社少年エース編集部・ドラゴンエイジ編集部いずれかの媒体にて発表予定」とある。
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第30回スニーカー大賞
角川スニーカー文庫が主催する小説新人賞「第30回スニーカー大賞」を開催します。
2024年09月30日(月) 締切
大賞:正賞 記念品+副賞 賞金300万円+コミカライズ確約+ボイスつき動画制作確約