新1万円札で話題の渋沢栄一は、意外と公募と関わりがあった!
2024年7月3日、20年ぶりとなる新紙幣が発行されました。デザインが一新されたお札は、1万円、5千円、千円の3券種。本記事では、なかでも新1万円札の肖像画として選ばれた偉人・渋沢栄一にまつわる公募をご紹介したいと思います!
渋沢栄一は、なにをした人?
渋沢栄一は、埼玉県深谷市出身。江戸の末期から明治時代にかけて活躍した実業家で、日本の産業や経済の礎を築いた人です。
日本で初めて銀行を作った人として知られる渋沢。氏の功績はそれだけにとどまらず、ガス会社や飲料メーカーなど、約500社の企業や経済団体の設立や経営に関わったとされています。
また、渋沢は実業家としての仕事をしながら、国際親善や社会福祉事業、女子教育など、さまざまな分野の発展にも貢献。のちに「近代日本経済の父」と称されるほど、日本経済や近代化に深く関わってきた人物なのです。
「近代日本経済の父」の名を冠した賞
渋沢栄一がどんな人かわかったところで、ここからは渋沢にまつわる公募情報2つ、ご紹介していきますよ。
まずは、その名もずばり「渋沢栄一賞」。こちらは、渋沢の精神を受け継ぐような企業活動や社会貢献を行っている企業の経営者に贈られる賞で、氏の出身地である埼玉県で毎年開催されています。2024年7月現在、第23回が開催中。推薦や情報提供もOKなので、心当たりのある人は、これを機に情報を寄せてみては。
2つめは「渋沢・クローデル賞」で、日本とフランス両国において、それぞれ相手国の文化に関するすぐれた研究成果に対して贈られる学術賞です。渋沢栄一は、本賞を主催している公益財団法人日仏会館の創設者のひとり。ちなみにもうひとりの創設者が“クローデル”で、詩人でありながら外交官として活躍したポール・クローデルのことを表しています。
渋沢栄一ゆかりの公募、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
令和の渋沢栄一をめざせ!
渋沢栄一のような実業家になりたいという夢を持つ学生さんには、東京都北区で開催されている「北区ビジネスプランコンテスト学生版」がオススメ! 中学生、高校生、大学生、専門学校生が対象で、渋沢ゆかりの地である北区に、活気やイノベーションをもたらすようなアイデアを募集しています。
本コンテストは同時に大人版のコンテストも開催中。7月20日には、本コンテストのポイントなどが伝えられるスタートアップイベントも開催予定ですので、応募する前に参加してみてはいかがでしょうか。
締切は、どちらも8月26日とまだまだ先。市場分析や調査などを行う時間は、たっぷりあります。今年の夏休みは、渋沢栄一がびっくりするような斬新なプランを考えて、実業家への一歩を踏み出しましょう!
三度の飯よりゲームが好きな公募情報ライター。ソシャゲのスタミナ消費に追われながら、最近公募に目覚めた娘のチャレンジを応援する日々を送っている。