東京ドームが革新的な試みを開始する。11月16日、社内の新規事業提案制度を初めて外部に開放する「mokuMOKU OPEN」を開催。社外の人材と社員がチームを組み、エンターテインメントやデジタル分野での新規事業アイデアを競い合う。

このイベントの特徴は、通常は社内限定の新規事業制度を外部に開放する点だ。参加者は東京ドームの社員をリーダーとするチームを組み、1日かけてアイデアを練り上げる。東京ドームシティ内で開催され、最大30名の外部参加者を募集している。

注目すべきは、このイベントで生まれたアイデアが社内コンテスト「mokuMOKU AWARD」への出場機会を得られる可能性がある点だ。事前審査を通過すれば、実際の事業化に向けた予算獲得のチャンスも開かれる。

参加対象は、東京ドームでの新規事業開発に興味がある人、エンターテインメント・デジタル領域でアイデアを持つ人、オープンイノベーションを目指す企業人など。参加費は無料で、11月9日まで応募を受け付けている。

この取り組みを支援するのは、テクノロジーアクセラレーターのTECHFUND。同社は300チーム以上のメンタリング経験を持ち、独自の「技術投資」方式でスタートアップを支援してきた実績を持つ。

「mokuMOKU」とは、東京ドームグループ全社員を対象とした｢新規事業提案制度｣。この名称には、「雲のようにモクモクと膨らむ」「黙々と集中して取り組んでいく制度に」といった想いが込められている。この新しい試みが、東京ドームの未来にどのようなイノベーションをもたらすか、注目が集まる。

出典：https://techfund.jp/startup-studio/tokyo-dome/mokumoku-open-2024