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村田製作所が共創プロジェクト『KUMIHIMO Tech Camp』を刷新 - 製品縛りを解除し自由なアイデアを募集

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報道発表
プレスリリースより

村田製作所が、ハードウェアを通じて世界を変えることを目指す共創プロジェクト「KUMIHIMO Tech Camp with Murata 2024」の新たな展開を発表した。4回目となる今回は、これまでの指定製品制を廃止し、より自由な発想でのアイデア募集を開始する。

今回の最大の特徴は、完全オープンエントリー制の導入である。従来は村田製作所が指定した製品・開発品の活用が条件だったが、今回からはその制限を撤廃。通信、モビリティ、環境、ウェルネスなど、分野を問わず革新的なアイデアを広く募集する。ReGACY Innovation Groupとの協業により実施される本プロジェクトは、日本発のイノベーション創出を強く後押しする。

 

選考を通過した企業には、専門家によるアイデアの知財調査が実施され、村田製作所のスタッフによる提供ハードウェアの使用サポートも受けることができる。また、高性能なハードウェアを小ロットから借りたり購入したりすることも可能だ。さらに、共創が進展した場合には、量産体制の構築やマーケティングまでの包括的なサポートを受けられる。

11月28日には、村田製作所みなとみらいイノベーションセンターでプロジェクト説明会を開催する。代表取締役副社長の岩坪浩氏による「村田製作所が考える日本のスタートアップ企業の今後」と題した講演をはじめ、昨年度受賞企業のAZAPA株式会社とBiodata Bank株式会社による共創事例紹介が予定されている。また、製品デモ機の体験会や村田製作所社員との相談会も実施される。

 

応募期間は12月23日まで。選考プロセスは書類選考による一次審査、面談による二次審査、そしてプレゼンテーション形式の最終審査という3段階で進められ、2025年4月に結果が発表される。選考通過企業とは、その後すぐに協業やビジネス化に向けた具体的な取り組みの検討が始まる。

このプロジェクトは、「もう一度、日本から世界の産業を変える」というビジョンのもと、既存の仕組みに阻まれがちな日本企業のイノベーション創出を支援する新たな試みとして注目を集めている。村田製作所は、ハードウェアの力で世界を変えたいという想いを持つ企業からの積極的な応募を期待している。

 

出典:https://solution.murata.com/ja-jp/collaboration/kumihimo-tech-camp/